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中国株「創業板」、アニマルスピリットの舞台が整った

中国版ナスダック、上場初日で100人を超す「億元長者」誕生

2009年11月5日(木)

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 10月30日(金曜日)、中国の深セン証券取引所で新興企業向け市場「創業板(ChiNext)」の取り引きが始まった。同取引所にとっては10年かかった念願の市場である。それだけに、この船出は内外の注目を集めた。

 取引開始当日、筆者は国内出張のため、リアルタイムで情報をチェックすることができなかった。ただ、翌日の中国や香港の経済紙(電子版)のみならず、日本の新聞でも、「暴騰」や「過熱」などのタイトルが踊っていたことから、創業板のデビューは予想以上の大成功を収めたと感じた。

 第1陣として上場した28社の終値は、公募価格に比べて平均70%上昇し、個別銘柄では上昇率が最大200%を超えたものもあった。終値で計算すると、この28社の上場企業から、120人近くの億元(14億円)長者が誕生した。

一番怖いのはチャレンジの情熱がなくなること

 グローバルで見れば、株式市場は一昨年前に比べて回復したものの、まだ小康状態が続いている。そんな中、創業板の鮮烈なデビューは過熱、あるいはバブルだと指摘されても仕方がない面はある。

 また、株価が必ず急落すると警鐘を鳴らす論者も少なくなかった。これも正論だ。初日が急騰した後、利食い売りが先行し、株価収益率(PER)は100倍を超え、その割高感に対する警戒感が急速に台頭する可能性が高い。

 ただし、創業板の初日が急騰ではなく、急落で終わったらどうなっていたか?

 恐らく、マスコミはこぞって「前途多難」という表現を使うだろう。また、株価の急騰は過剰流動性や投機による結果だとのステレオタイプな指摘を繰り返して、思考停止に陥っていたかもしれない。

 バブルは怖い。だが、一番怖いのは、新しいことにチャンレンジする情熱がなくなり、閉塞感に明け暮れることだ。決して中国の株式投機を容認しているわけではないが、既存証券市場の弊害を克服する意味で、私は創業板のデビューに拍手を送りたい。

“ゾンビ企業”が多かった中国の証券市場

 発足時点から、中国の上海と深センの両証券市場をフォローしてきた筆者から見れば、創業板こそ、中国にとって最も必要な株式市場ではないかと考える。その理由は以下の通りだ。

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「中国株「創業板」、アニマルスピリットの舞台が整った」の著者

肖 敏捷

肖 敏捷(しょう・びんしょう)

エコノミスト

フリーのエコノミストとして原稿執筆や講演会などの活動をしている。テレビ東京の「モーニング・サテライト」のコメンテーターを担当中。2010年の日経ヴェリタス人気エコノミスト・ランキング5位。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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