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激白“渦中”の郵政副社長

  • 杉山 俊幸

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2009年11月16日(月)

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日本郵政の役員人事で不透明さが漂うのは大蔵次官OBの社長より、高井俊成副社長。架空増資の舞台になった企業の役員だった同氏が初めて事件について語った。その口から、郵政副社長に招いた政府要人の名前も明らかになった。

高井俊成氏
日本郵政の副社長に就任した高井俊成氏

 日本郵政の社長に、大物大蔵次官だった斎藤次郎氏を据えた天下り批判に加え、もう1人の人事が話題になっている。副社長に就いた高井俊成氏に関するものだ。数年前に起こった複数の経済事件の周辺に、この高井氏の影がちらついている。旧日本長期信用銀行の元常務という肩書からはうかがい知れない、もう1つの顔がそこにある。


 渦中の人物は、日本郵政への出社2日目という疲れも見せず淡々と語り始めた。

 「(副社長の応諾は)随分、悩みましたよ。一番気になったのは丸石(自転車)の件かな。私が表に出ればいろいろと言われることは分かっていました。恥ずかしい思いもする。ただ、『失敗学』という学問がありますでしょう。失敗して初めて見えてくることもある。その学問を自ら実践するような気構えで、今は郵政の勉強をしています」

 東京証券取引所2部上場だった老舗の丸石自転車は、2004年に架空増資事件の舞台となったことが明るみに出て同年9月に破綻した。元社長らは電磁的公正証書原本不実記録などの容疑で逮捕、起訴された。会社登記簿によれば高井氏は2003年8月から翌年2月まで、同社の監査役の職にあった。

 「長銀にいた人の紹介で、確かに監査役となりました。当時、出席した定例の取締役会では営業報告が延々と続いていたのです。ところが(事件後に経緯解明のため設けた)財務調査委員会が取締役会を開いたとした日付と、私の手帳のそれに食い違いがある。つまり私の全くあずかり知らない場所で、(増資などの)話を(元社長らが)進めていたということです。だから事件のことで私は1度だって警視庁から呼ばれたことはありません」
 「手形については何回も(支払期日を延ばす)ジャンプを繰り返していた。私が監査役になってからは、整理して取締役会できちんと報告するよう求めました。当時の社長が『後で出します』と言ったけど、結局出してきませんでした」

駿河屋事件では取締役

 ほぼ同時期に、高井氏は別の会社の取締役も務めている。飯倉ホールディングスがそれ。登記簿には2003年3月から翌年8月までとの記載がある。老舗和菓子メーカーの駿河屋を舞台とするやはり架空増資事件に関与したとして、同じく2004年に摘発され、飯倉の元社長らが逮捕されている。

コメント1件コメント/レビュー

カメイ何とかの小泉総理へのうらみとハトヤマ総理の実弟と対峙した前社長への敵討ち、としか思えない。まさか、政権交代でこんな意味のないことを本当にやるとは思わなかったが、法的根拠もない、民間会社の社長人事への政府の介入は、絶対に認められない。政府の介入が許可されるような「緊急性」の説明もなく、信じられない。民主党が、自分で何でもコントロールするつもりでいるなら、社会主義国家になり、日本が没落していくだけ。いい加減にしてもらいたい。(2009/11/16)

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カメイ何とかの小泉総理へのうらみとハトヤマ総理の実弟と対峙した前社長への敵討ち、としか思えない。まさか、政権交代でこんな意味のないことを本当にやるとは思わなかったが、法的根拠もない、民間会社の社長人事への政府の介入は、絶対に認められない。政府の介入が許可されるような「緊急性」の説明もなく、信じられない。民主党が、自分で何でもコントロールするつもりでいるなら、社会主義国家になり、日本が没落していくだけ。いい加減にしてもらいたい。(2009/11/16)

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三品 和広 神戸大学教授