クルマで米アップルの「iPod」を聴くための機器が売れている。再生された音楽をFM電波に変え、ラジオで楽しむ「FMトランスミッター」だ。
iPodに代表される内部メモリー型音楽プレーヤーは、その手軽さから、すっかりオーディオ機器の主役に定着した。クルマにも持ち込みたいと考えるのは自然な流れだが、難点は接続ジャックがないクルマが多いことだった。簡単にその問題を解決してくれるのがこの製品だ。
充電できるタイプが人気
クルマのシガーソケットを電源にして、iPodにつなぐだけ。あとは好きな周波数を選んだ後、FMラジオをその周波数に合わせれば音楽が聴ける。カー用品店でも売られているが、音楽プレーヤーのアクセサリーとして、家電量販店でも扱っている。
手軽さだけでなく、手頃な価格も人気を支えている。売れ筋価格は2000〜3000円で、安いものなら1000円台で買える。プレーヤーの電池の心配をしないで済むため、充電もできるモデルが人気だ。ソニーの「ウォークマン」や携帯電話に対応したモデルも販売されている。今年は「高速1000円」などの政策も追い風となっているようだ。
最大手の一角であるロジテック(東京都千代田区)によれば「昨年末にバッファローコクヨサプライ(名古屋市南区)が参入して、一気に市場が拡大した」という。それ以降も販売は好調で、前年同月比で2割から3割の伸びを続けている。普及に伴い、価格もさらに安くなっており、リサーチ会社のGfKジャパン(東京都中野区)によれば、家電量販店での平均販売価格はこの1年で600円も下がった。
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