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頭と体で室内登頂を目指す

  • 中原 敬太

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2009年11月27日(金)

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 東京都渋谷区のセレクトショップなどが並ぶ明治通り沿いの商業ビル。中をのぞくと、店内に設置された壁をよじ登る人の姿が見える。岩のようにデコボコした壁には、様々な色や形の塊がついており、手でつかんだり、足場にしたりしながら、およそ4mある天井まで登っていく。

 今年4月にオープンしたのが、「ボルダリング・スタジオPEKIPEKI」。表参道エリアを中心にブランドショップなどを展開するスターストア(東京都渋谷区)が運営する、室内クライミングジムだ。

滑り止めだけが頼り

 ボルダリングとはフリークライミングの一種。高さ2~4m程度の岩の塊(ボルダー)をロープなどを使わずに滑り止めのパウダーだけで登るスポーツのことを呼ぶ。

色鮮やかなホールドが壁一面に埋め込まれた「ボルダリング・スタジオPEKIPEKI」。女性の利用者も多い

 スイスのマムートといったクライミング用のアパレルブランド店が多いこのエリアで、実際に体験できる場所をとスターストアが企画した。従来のクライミングジムは、倉庫や工場の跡地に壁を設置するケースが多いが、女性も利用しやすいよう更衣室などを清潔感のある内装に仕上げたという。

 開店からまだ半年余りだが、渋谷という立地の良さもあって、登録会員数は早くも4000人を突破。クライミングジムとしては決して広くないが、3階建てのビルの各階に壁が設置されており、子供用のウオールもある。

 年齢は20~30代の若い世代が中心だが、本格的なクライミング経験者から、全くの初心者まで利用者のレベルも様々だ。常駐するインストラクターが指導してくれるので未経験者でも安心だ。平日は仕事帰りにスーツ姿で立ち寄るビジネスマンも多い。

 「友達同士で、ああでもない、こうでもないと登り方について議論する面白さもスポーツジムとの違い」。スターストアの大川照幸氏は話す。

 体を動かすという意味では、スポーツジムと似ているが、使うのは体だけではない。クライミングの醍醐味は、登り方を頭で考えて、攻略することにある。単に力技で登るのではなく、壁につけられたホールドと呼ばれる取っ手の位置を分析し、どう登るかを考える頭を使う競技なのだ。

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