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006|会社を変えよう 自分へのブレークスルー
このままでは電気自動車はゴミになる

2009年12月1日(火)

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■記事の最後に筆者の「特別ライブセミナー」(12月16日開催)のお知らせがあります。和田智さんのお話を直接聞いてみませんか。

 前回までのこのコラムで、これからの時代に重要なのはコミュニケーションだと述べてきました。今回は電気自動車(EV)を題材にそのことを考えてみたいと思います。

 CO2を排出しないEVはここへきてエコカーとして盛んに取り上げられており、政府や自治体などから減税や補助金が用意されています。現時点ではまだ車両価格は割高ですが、いずれ値段が下がってくるでしょう。

 環境に優しいことを考えると、EVはとても魅力的で「インパクト」のある商品になるかもしれません。しかしそうしたインパクトで消費してはいけないというのが私の考えです。

 インパクトを重視する考え方自体、これまでの消費体系の延長線上でしかありません。人々や社会の生活を大きく変える商品を提案するのにこうしたやり方では、暮らしに溶け込めずすぐに消え去ってしまうのではないかと思います。

 これから新しい概念の商品を提示する時にモノ以上に大切になるのはコミュニケーションなのです。

EVは暮らしそのもの

 EVに当てはめると、EVという商品が目玉になるという発想ではいけません。そうではなく、EVは「これからの暮らしそのもの」だと考える必要があるのです。つまり、新しいコミュニケーションを創造していかなければならないのです。

 しかし、人がなかなか変われないように、企業体質も簡単には変わりません。表層的に変えることはできても心の中まではなかなか難しい。

 例えば、自分たちのビジョンを持ってトヨタや日産、ホンダは、「これからの100年をこんな形で、みなさんとともに生きていきますよ」と、スマートに分かりやすく訴えかけ、コミュニケーションできるかどうか。

 そこに必要なのはホスピタリティという概念であり、「こころ」の考え方そのものです。これこそが企業のこころであり、これからの企業力になると思います。それが無いままに、いきなりEVを出したとしても、10年後には「EV」は、そして「EVライフ」は単にゴミになってしまうでしょう。

コメント14件コメント/レビュー

今日急にこのコラムに目が留まりました。和田氏のおっしゃっていること、とても共感いたしました。私は長野県の株式会社アルプスピアホームの蓑島と申します。社員40名ほどの住宅会社です。周囲の同業者が軒並み3割以上の受注減に苦しんでいるなか、当社だけ前年とほぼ同じ業績を維持しております。自分たちの都合を差し置いても、お客様に「心の報酬」を差し上げたい。そのために社長以下全社員が努力してきました。そして先日、全社員がそれをより深く行いたい、そう思える精神的な成長を遂げました。和田氏の「未来のデザイン」というのは、人の心の中の善きもの、美しいものだと感じました。当社もお客様のご家族みんなの心の中の善きもの、美しいデザインし、提供していきます。このコラムを読んでとても勇気づけられました。ありがとうございます。(2009/12/12)

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今日急にこのコラムに目が留まりました。和田氏のおっしゃっていること、とても共感いたしました。私は長野県の株式会社アルプスピアホームの蓑島と申します。社員40名ほどの住宅会社です。周囲の同業者が軒並み3割以上の受注減に苦しんでいるなか、当社だけ前年とほぼ同じ業績を維持しております。自分たちの都合を差し置いても、お客様に「心の報酬」を差し上げたい。そのために社長以下全社員が努力してきました。そして先日、全社員がそれをより深く行いたい、そう思える精神的な成長を遂げました。和田氏の「未来のデザイン」というのは、人の心の中の善きもの、美しいものだと感じました。当社もお客様のご家族みんなの心の中の善きもの、美しいデザインし、提供していきます。このコラムを読んでとても勇気づけられました。ありがとうございます。(2009/12/12)

クルマがインフラだと思ってるのは日本人だけです!なのでその思考回路の組み込まれた製品が先進国で売れなくなるよ!というある種の警告でもあるかもしれませんね。鼻で笑う普通様が大多数だと思いますが。日本在住の日本人だけで、多数決や空気で物事を決めて、巧く事が運んだ事が本当にあるでしょうか?声だけ大きな普通の人は哀しくなる程の事なかれ的な発言をします。その蓄積がクルマとして製品化されたせいで家電化した事を少しは省みるべきです。欧米の半数の人、所得の多い大半の人はそれをゴミのように感じているのではないかと哀しくなってきます。(2009/12/07)

コメントの続き。。。記事の中の「実体を伴うデザインと実体を持たないデザインが調和する世界観」という言葉には本当にハッとさせられました。著者の考えとは違うかも知れませんが私は「実体を持たないデザイン」とはエンジン車にとっては「伝説」のことだと思います。一つには子供をも熱狂させるデザイン力であり、もう一つにはF1レースを頂点とするレース文化の伝説なのではないでしょうか?ホンダに乗る人はセナの事を思い描き、アウディに乗る人はルマンでの活躍を思い出す、そういう淡いコミュニケーションが車文化を支えていたのでは。しかし来年F1界からは有力自動車会社全てが撤退することを考えれば、レースによる伝説は衰退し始めたのです。EVは、水平対向12気筒エンジンでもセナプロ対決でもない、新しい何かをデザインされることが必要なのでしょう。 (ズーミングー!)(2009/12/02)

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