• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

トイレの「恥ずかしい」を解消

  • 鈴木雅映子

バックナンバー

2009年12月9日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 今年9月、東京・国立代々木競技場の体育館に全国から約2万人の若い女性が駆けつけた。お目当ては「東京ガールズコレクション2009」。この華やかなファッションショーの舞台裏で、ある“盗難事件”が起きていた。

 “被害”に遭ったのはトイレ用擬音装置「エコヒメ」。トイレで出てしまう音を流水音でかき消す商品で、雑貨メーカーのラナ(大阪市)が400個弱を会場内のトイレに展示したところ、3分の1の商品が消えていたのだ。

 「ワイヤで固定していた商品を、若い女性が引きちぎって持っていった」。そう話すラナの新弘和営業グループ・チーフシニアマネージャーはどこか満足げ。というのも、一風変わった配布の方法で認知度を高めようとするPR、というのがこの事件の真相だからだ。

TOTO「音姫」の携帯版

 エコヒメはトイレ用擬音装置を携帯ストラップ型に仕上げたのが特徴だ。価格は1260~1575円と、通常の携帯アクセサリーに比べて、2~3倍する。にもかかわらず、普通は1万個程度売れると言われている携帯ストラップの市場で、ラナは7月の発売以降、この商品を11月上旬まででほぼ10万個売り切った。

 トイレ用擬音装置は1988年にTOTOが「音姫」として発売した。トイレの壁に取りつけたり、「ウォシュレット」に内蔵したりと備えつけの装置として広まっていった。 

 ラナが商機を見いだしたのは、擬音装置が設置されていない家庭や小さなレストランのトイレだ。

 「壁が薄くて、誰かに聞こえたらどうしよう」。擬音装置を使ったことがある女性なら、できればどこででも使いたいと考えるのが人情。こんな奥ゆかしい女心に火をつけたのがヒットの秘密だ。11月下旬からはキャラクターがついた商品を追加で発売し、「2009年度末までに50万個の販売を目標にしている」(新氏)。

コメント6

「時事深層」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック