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スズキへ追加出資、「時間の問題」

  • 伊藤 暢人,細田 孝宏

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2009年12月21日(月)

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スズキと提携した独フォルクスワーゲンのヴィンターコーン社長が戦略を明かした。エンジンの相互供給や技術者の交流などを通じ、「2010年中には具体的な効果を出す」。19.9%というスズキへの出資比率の引き上げには強い関心を示す。

 独フォルクスワーゲン(VW)とスズキの包括提携で、世界最大の自動車メーカー連合が誕生する。ドイツの“国民車”は、日本の“小型車の雄”と組み、何を狙うのか。VWのマルティン・ヴィンターコーン社長が語った。

VWのヴィンターコーン社長(右)と鈴木修・スズキ会長
急ピッチで提携をまとめたVWのヴィンターコーン社長(右)と鈴木修・スズキ会長(写真:菅野 勝男)

 「スズキとVWの組み合わせは非常にいい。スズキはインドで高いシェアを持ち、中国では我々が最大手。地理的にも競合が少ない。スズキは軽自動車を中心とした小さなクルマの開発に長けている。一方、我々は小型から中型以上が主力である。

 2009年8月に初めてスズキと接触し、11月に(スズキの本社がある)浜松を訪問した。そこで、技術者と話をしたが、VW本社の技術者と同じように話ができた。両社とも技術開発を大切にしているので、同じ言葉が通じた。

 また、スズキは鈴木修会長兼社長が100%社内を引っ張っている。こうした文化を持つ自動車会社は数社しかない。これが我々にもマッチした」

 VWはフェルディナント・ピエヒ監査役会会長と、ヴィンターコーン社長という2人のリーダーが二人三脚でグループを牽引する。スズキと似たトップダウンの会社だ。提携ではどのような相乗効果が期待できるのか。

クルマを安く作る方法を学びたい

 「例えば、エンジン。我々は排気量1.4リットル以上のディーゼルエンジンの品揃えが豊富だ。対してスズキは軽自動車用などの小型エンジンが強い。これらを相互供給すればメリットは大きい。部品の共同購買でコストを下げ、将来はプラットホームの共通化も進める。インドなどでは工場の利用も考えたい。

 具体的な提携の果実は2010年中には出せるはずだ」

 技術提携を超えて、大型の人材交流、特に役員の派遣はあるのか。

 「役員は派遣しない。両社は、毎月1回会議を開き情報を交換する。技術者を交流させ、お互いに学び合う。私が知りたいのは、小型車の作り方、生産コストを抑える方法、またそのための銭勘定だ。

 軽自動車の活用も考えたい。現状では車幅が狭く、背が高過ぎる。欧州に投入するには、幅を広げ、車高を抑え、タイヤを大きくする必要がある。パリ、ローマなど大都市でニーズを探っていく」

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