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アサヒビール、世界10強遠く

  • 佐藤 嘉彦

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2009年12月25日(金)

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国内トップシェア陥落が濃厚で、成長戦略にも閉塞感が漂う。海外事業で中国の有力メーカーと組むも、主導権は握れず。このままでは「世界10位入り」の目標達成に酔える日は遠い。

 「アサヒはなぜ社長会見をしないのか」――。アサヒビールが恒例の年初会見を取りやめたことが、ビール業界で話題になっている。

 年初会見では前年の販売実績と、今後1年の販売方針や販売計画を発表する。しかしアサヒは国内ビール系飲料のシェアで、9年ぶりに首位陥落する可能性が濃厚。このため荻田伍社長自らが敗戦の弁を述べる場を回避したのではないか、と見る向きもある。

 アサヒ側は「12月にグループ中期経営計画の発表会見を開いた直後で、内容が重複するため」と話す。しかし、この計画の内容も、アサヒの閉塞感を浮き彫りにさせるものだった。

3年で1兆円近い成長が必要に

 掲げた目標は華々しい。2015年に目指すべき将来像について「売上高2兆~2兆5000億円を達成し、食品企業でグローバルトップ10入りを目指す」とぶち上げているのだ。

 ライバルのキリンホールディングスは、サントリーホールディングスとの経営統合を含めない前提で、2015年に売上高3兆円達成を掲げる。これに追いつけ、というのがアサヒの目標だ。

 ところが、その道筋が見えない。

アサヒビールの荻田社長(左)と青島ビールの金董事長

 キリンは2012年に売上高2兆4900億円を達成するとしており、その後3年で5000億円強の売り上げを増やす計画。一方、アサヒの2012年の予想売上高は1兆6000億円に過ぎない。2兆5000億円を目指すとすれば、残りの3年で1兆円近く売り上げを積み増さなければならない。これを実現するには、海外事業の伸長が不可欠だ。

 アサヒが力を入れるのが、中国事業。飲料で中国2位の康師傅飲品、ビールで同2位の青島ビールにそれぞれ出資し、足がかりを築き始めている。ライバルのキリン・サントリー連合が広大な中国市場を攻めきれていないだけに、現地有力メーカーとパートナーシップを組むアサヒの戦略が際立つ。

コメント1件コメント/レビュー

ドイツなどは偽ビールを造ると法律で罰せられます。日本では偽ビールを造ると、逆に税金が安い。文化の違いですが、日本の恥です。民主党の酒税改正で、偽ビール、脱税ビールもどきにも、同率の課税は大賛成です。発泡酒が飲めなくなると、文句を言うなら、ホッピーでも飲めばいい。(2009/12/27)

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ドイツなどは偽ビールを造ると法律で罰せられます。日本では偽ビールを造ると、逆に税金が安い。文化の違いですが、日本の恥です。民主党の酒税改正で、偽ビール、脱税ビールもどきにも、同率の課税は大賛成です。発泡酒が飲めなくなると、文句を言うなら、ホッピーでも飲めばいい。(2009/12/27)

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