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【隠れた世界企業】サムスンも認めた洗浄力

高橋金属(滋賀県長浜市、金属部品加工)

2009年12月28日(月)

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洗剤を使わずに金属部品の汚れを除去する装置を開発した。韓国サムスン電子などの電機大手から自動車メーカーまで幅広い顧客を獲得。中国を皮切りに、欧米やブラジルなどにも輸出し、新たな市場開拓にも力を入れる。

 2009年11月下旬に中国広東省の広州市で開かれた「広州モーターショー」。日本車をはじめとする海外メーカーや中国の国内メーカーが競うように出展し、「東京モーターショー」をしのぐ活況を見せた。

 この広州モーターショーの一角に設けられた「日系自動車部品調達販売展示会」で、来場者の注目をひときわ集めた日本の中小企業がある。金属部品のプレス加工を手がける髙橋金属だ。

 もっとも、来場者の関心を引きつけたのは、同社のプレス加工技術やそれを使って成型した自動車部品ではない。来場者の視線の先にあったのは、「電解イオン水洗浄システム」。その名の通り、水を電気分解して生成したアルカリ性イオン水を使って、金属部品などの表面に付着した油成分などの汚れを洗い落とす装置である。

 この装置は、洗剤を一切使用しない。そのため、洗剤の購入費を削減できる。アルカリ性イオン水で除去した油成分などの汚れは分離して回収し、イオン水はリサイクル利用する。洗浄後のイオン水を廃液として処理する必要がなく、その費用もなくせる。

 髙橋金属では、大きさや処理能力に応じて複数のタイプの装置を販売している。価格は300万~3000万円程度。国内では1999年から本格的に販売を始めた。2009年11月末時点で販売台数の累計は693台に上る。

液晶パネル世界大手が顧客に

 一方、海外では、まず2005年に中国で製造と販売に乗り出した。販売先には川崎重工業やダイキン工業、TOTO、日本電産といった日系企業とともに、韓国電機メーカー最大手のサムスン電子や液晶パネル世界大手の台湾・友達光電など日系以外の外資系企業や中国企業が名を連ねる。中国での販売台数は2009年11月末時点で138台に達した。

 中国での販売が軌道に乗り始めたことから、米国や欧州、ブラジルなどへの輸出も始めた。「液晶パネルディスプレーに使われる部品の洗浄用に購入してもらうケースが多い」と髙橋金属の髙橋康之専務は話す。

「電解イオン水洗浄システム」を背に、社員に囲まれる髙橋政之社長(中央左)と髙橋康之専務(同右) (写真:上野 英和)

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「【隠れた世界企業】サムスンも認めた洗浄力」の著者

中野目 純一

中野目 純一(なかのめ・じゅんいち)

日経ビジネス副編集長

2012年4月から日経ビジネス副編集長。マネジメント分野を担当し、国内外の経営者、クリステンセン、ポーター、プラハラードら経営学の泰斗のインタビューを多数手がける。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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