2009年12月8日に誕生した「セブンネットショッピング」。オープン直後から価格表示ミスなど、トラブルが相次いだ。消費不振の中、セブン&アイの新たな成長基盤になれるか。
「年内は1日も休めなかった」。幹部からはそんなため息が聞こえる。セブン&アイ・ホールディングスのEC(電子商取引)サイト、セブンネットショッピングに携わる社員は、年末年始も気が休まらなかったに違いない。
「“流通クラウドポータル”を目指す」。セブンネットショッピング社長の鈴木康弘氏がそう豪語する中で誕生した通販サイト。2009年12月7日、東京・四ツ谷のセブン&アイ・ホールディングス社内の会見場は、突然の告知にもかかわらず記者や関係者で埋め尽くされた。
ネットユーザーの指摘は厳しい
書籍から食品、日用雑貨に至るまで11のカテゴリー、500万品目の商品を揃え、2011年末までには1000万品目を扱うサイトにする−−。総合ネット通販事業に本格参入するセブン&アイにとって、満を持してのオープンのはずだった。

だが、開始早々から度重なるトラブルに見舞われる。
オープン当日の8日午前0時から、「カフェオレ24本入り98円」など、一部のセット販売品の価格を単品扱いで表示するというミスが発生する。早朝に誤表示に気づき、同商品は「品切れ」として一時的に取引をストップせざるを得なくなった。翌9日には誤表示されていた商品の注文を取り消し扱いにすると同時に、注文者にはお詫びとして2000円分の郵便為替を送るなど対応に追われた。
その後もトラブルは続く。14日には、セブンネットショッピングのサイトが、外部からの攻撃に弱いのではとの噂が立った。同社では「個人情報を扱うページに脆弱性はなく、個人情報の漏洩もなかった」としながらも、そのほかのページについては15日までに対策を練ったという。
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