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インド「国民車」に解約多発

  • 江村 英哲

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2010年1月20日(水)

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“20万円カー”、印タタ・モーターズの「ナノ」にキャンセル続出。納車の遅れ、品質の低評価などが主な原因と言われる。タタは強気だが、日系など競合の低価格車投入で競争激化へ。

 エコカーと並んで自動車メーカーの将来を占うのが、新興国向けの低価格車の開発動向だ。1月5日に開幕したインドの自動車ショー「デリー・オートエキスポ」で、トヨタ自動車とホンダが、インド市場攻略を狙う低価格車を発表するなど、日本メーカーの動きも加速している。

 ただし、「安ければ売れる」という単純なものではないようだ。こうした開発競争の起爆剤となったクルマの販売で異変が起きている。インドの大手自動車メーカー、タタ・モーターズの超低価格車「ナノ」だ。

 10万ルピー(約20万円)という挑戦的な価格を武器にインドの「国民車」として大きな期待を集めた。タタグループのラタン・タタ会長は「オートバイを利用する家族に、より安全な乗り物を提供する」と、2輪車からの乗り換え需要の取り込みを目指している。

納車待ちでも利息支払いに嫌気

 そのナノに購入キャンセルが相次いでいる。インドの自動車市場に詳しい関係者は、「金融機関にナノの自動車ローンを申し込んだ購入希望者のうち、かなりの割合がキャンセルしている。銀行によっては50%以上の解約率に上るようだ」と話す。ローンキャンセルが相次いだ結果、タタの購入を申し込んだ人のうち、10%から15%が取りやめているという。

 キャンセル多発の理由として指摘されるのは次の3つだ。

 1つ目は納車の遅れ。タタが初回受注分として販売するのは10万台。購入者は抽選で決めた。2009年6月に、予約を申し込んだ希望者の中から10万人の当選者を発表。2010年12月までにすべてを納車する計画だった。それが生産を予定していた新工場の建設が地元住民の反対活動で遅れた。加えて、10万ルピーという低価格を実現するための部品調達にも苦戦した。折からの原材料価格高騰のためだ。

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