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シャッター商店街、試練のデフレ

  • 鈴木雅映子

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2010年1月21日(木)

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深刻化するデフレの影響で零細小売りの倒産が再び増えそうだ。零細小売りの象徴、各地の商店街では店舗数が減り、客が遠のく悪循環に。再興に挑む商店街は高齢者などに的を絞る。

 デフレの大波は弱まることなく、価格競争力のない零細小売りに襲いかかっている。

 「昨夏までの消費刺激策が息切れし、価格競争に巻き込まれた零細小売りの苦境ぶりが鮮明になってきた」と帝国データバンク・経済動向研究チームの森克裕氏はこう分析する。

景気動向調査の月別推移

 同社の景気動向調査では、従業員5人以下の小売業の昨年12月の景気DI(景気動向指数、50以上だと「景気が良い」と判断される)は18.8。8月の25.4から6ポイント以上悪化した。8月から12月への推移を見ると、全業種で0.6ポイントの悪化、小売業全体では2ポイントの悪化にとどまる中、零細小売りの苦境ぶりが深刻だ。

 1~2月にかけて倒産が再び増えるとの見方も根強い。年末商戦向けに仕入れた商品の決済を1月に控えているところが多いためだ。

 負債総額が5000万円未満の零細小売業の倒産件数は2008年12月の93件から75件に減少しているものの、「決済の不足金を銀行から借りられずに、倒産する零細小売りが再び増える可能性がある」と東京商工リサーチ・情報部の友田信男上席部長は見ている。

 零細商店が軒を連ねる商店街はその象徴だ。香川県の高松琴平電鉄琴平線瓦町駅。1日に7000人が行き交う駅前の「高松常磐町商店街」は、いわゆる「シャッター通り」だ。年が明けても、いまだにクリスマスのイルミネーションが商店街に飾られ、「ここでお店を開きませんか!」と印刷された用紙がシャッターの上で風になびいていた。

家賃9割補助でもシャッター

 商店街の80店舗のうち、空き店舗は30軒ほど。高松市は20軒を対象に賃料の9割を負担する支援策を昨年10月から実施しているが、いまだ5軒ほどしか埋まっていない。店舗が減り業種が偏ると、1つの商店街だけでは品物が揃わず、さらに客足は遠のいていく。商店街の喫茶店店主は笑いながら言う。「趣味で続けているだけですよ」。

 常磐町のような例は全国至る所で見られる。人口が集中する関東圏の駅前ですら、デフレの風当たりをまともに受けている。

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