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石化再編占う旭化成の人事

  • 小瀧 麻理子

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2010年2月3日(水)

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7年ぶりの社長交代を発表した旭化成。人事権を握る山口信夫会長は代表権のある名誉会長に残る。カリスマ会長は石油化学事業の再編にどう向き合うのか。

 「蛭田(史郎・現社長)君よりも、私の方が少し優しいですから。新しい2人の後見人になるということです」「財界や政治でも私の方が随分と広い顔を持っています」

代表取締役名誉会長

 1月21日に発表された旭化成のトップ交代。人事を決めた山口信夫会長は記者の質問にも率先して答えていた。7年間社長を務めた蛭田社長(68歳)に代わり、藤原健嗣副社長(62歳)が社長、伊藤一郎副社長(67歳)が会長に昇格する。売上高1兆円を超す大企業の首脳たちだが、85歳の実力会長には、子供のような扱われぶりだった。

 28年間代表者の座に君臨し、日本商工会議所会頭などを務めた大物・山口氏は、引き続き代表権を持ちながら名誉会長に就く。年齢についても「私はソ連に抑留されていましたから、その期間を省いて考えています」と動じない。蛭田社長が「前の経営陣が残ってはいけない」と株主総会後に取締役を退任するのとは対照的だ。

 「社長交代はあり得ると思っていたが、山口さんが残るとは」。同業他社の社長は驚きを隠さない。

旭化成現会長・新会長、現社長・新社長の面々
左から山口信夫会長、次期会長の伊藤一郎副社長、次期社長の藤原健嗣副社長、蛭田史郎社長

 業界内の関心は、この人事が石油化学事業の再編にどう影響するかだ。

 旭化成は三菱化学と、岡山・倉敷にある水島コンビナートのエチレン事業を2012年までに統合する計画の真っ只中。両社の設備を一体運営する共同出資会社の設立が検討されているが、交渉は難航している。関係者によれば、どちらのプラントを閉めればコスト競争力が高まるかで話がなかなかまとまらないのだという。

 会見では蛭田社長が「(共同出資会社設立が、目標とする)4月は難しいかもしれない」と発言。これに対して三菱化学幹部からは同日、「そんなこと言ってましたか。まだ諦めてはいないのですが」と戸惑いの声が上がった。

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