• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

LED電球、安全性に落とし穴

  • 瀧本 大輔

バックナンバー

2010年2月4日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

低価格化が進んで急速に普及し始めたLED電球。安全基準などのルールが未整備で、実態は玉石混交だ。白熱電球の“引退”を前に普及の足を引っ張りかねない。

 「実質的な無法地帯。何でもありの状況ですよ」。そう言って眉をひそめるのは、ある大手メーカーのLED(発光ダイオード)電球開発担当者である。LED電球の低価格化が進む陰で、粗悪な製品も出回り始めているという。

 低消費電力が特徴であるLED電球の店頭販売価格は、3000~4000円台が中心。昨年8月に家電大手のシャープが参入し、1万円前後だった単価が半額以下になった。この「シャープショック」後も新規参入が相次ぎ、低価格化が加速している。LEDは国内外から調達しやすいので、白熱電球や蛍光灯と異なり参入障壁が低いのだ。

 海外から輸入される製品も少なくない。例えばネット通販では、白熱電球で40ワット相当の明るさをうたった製品が、2000円以下で売られている。

耐久性に難ありの製品も

 ところが、冒頭のメーカー担当者が言うように、問題のある製品が出回り始めている。

 ある大手メーカーの担当者は「比較試験の結果、発熱量が多く耐久性に問題のある製品が見つかった」と言う。LED電球は、発熱でLEDや周囲の樹脂が劣化し、性能が落ちたり寿命が短くなったりする。このため放熱対策が不十分だと性能を十分に発揮できなかったり、カタログ上の寿命より早く故障する可能性がある。

 別の大手メーカーの試験では、安価なLED電球を使用した際に、テレビやラジオに雑音が入った。いずれも火災のような最悪の事態につながるとは考えにくいが、白熱電球や蛍光灯では考えられないトラブルと言える。

 まさに玉石混交――。その理由の1つとして指摘されているのが、LED電球の規格や安全基準が実質的に存在しないことである。照明器具や電球などの電気用品は、電気用品安全法に基づく適合性検査などを受ける必要がある。製品に付与されている「PSE」マークが、その承認を受けたことを示す。

コメント6件コメント/レビュー

たいへん参考になりました。当分は、大手の製品を買うことにします。(2010/02/04)

「時事深層」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

たいへん参考になりました。当分は、大手の製品を買うことにします。(2010/02/04)

この新しい電球の規格を検討している。素人的に考えていることは。1、目に対して、安全であるか。(電球も、蛍光灯も同じですが。これらは実績がある。)2、値段が高いと言うことですね。  1つ、500円ぐらいで売れるでしょう。(なぜ、高いか、疑問だ。利益が出るから、宣伝するのでしょうね。3、日本では蛍光灯が普及しているから、この電球は使用できない。もし、使用するとすると、新しい、装置が必要である。4、確かに、規格が統一されていないから、問題と言う。それでも売っている。中国では安いものは50円ぐらいだ。 原価は20円ぐらいである。それを2000円ではメーカーは売るでしょうね。 中国コストにする必要はない。500円ぐらいにする。環境の利益は全体で分配する。企業や商売人が利益を取るのでは環境は解決しないね。5、このものの廃棄時の汚染は、どうか。情報はないですね。  そう考えると、発熱電球が環境にやさしい。又、熱を問題にしているが。室内では暖房になるでしょうね。 光だけを言うのでなく、全体を評価した環境情報が必要ですね。 信号等に、この電球を使用することは、税金が安くなるからよいですね。しかし、5000円は高いですね。500円であることでしょう。(2010/02/04)

LED電球の開発は、消費電力の少なさ=環境に優しい事と電力料金の負担軽減・電球の持久力増強=資源の無駄を少なくする事と使用者のコスト軽減が強調されていますが、めーかーによって明るさ表現が十分でない点など指摘されていましたが、電球と云う身近な製品に保安基準も不完全であると云う筆者のご指摘・・・「なんでも規制緩和ではなく、消費者の安全に対するメーカーの責任」これが法規制かせなければ守られないのが今の企業の体質に存在しているように思われる。その1つがトヨタのプリュウスでも公表が遅れ秘かに社内でメモリーのプログラム変更で解決しているという。 ブレーキ作動の問題すら、こうした機密の中での解決で済まそうと云う企業体質こそ改善すべきである(2010/02/04)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

変化を受け入れやすい組織体質があればビジネス上の“地殻変動”が起きた際にも、他社に半歩先んじられる。

井上 礼之 ダイキン工業会長