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電気自動車、BYDは何を考える

米国法人トップが語る勝算

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2010年2月4日(木)

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 本格的に市場投入が始まった電気自動車(EV)。2009年に発売された三菱自動車のEV「アイミーブ(i-MiEV)」を皮切りに、日産自動車が今年から日米欧の市場に投入する「リーフ」や、中国の自動車メーカーBYD(比亜迪汽車)が2010年内に米国市場に投入すると発表した「e6」など、EVは急速に進化し始めている。

 日経ビジネスでは、2010年2月1日号で、「電気自動車の乱」と題した特集を企画した。環境への配慮が義務になりつつある時代。二酸化炭素の排出を削減するために、クルマの電動化は避けて通れない。その変化に日本勢はどう挑み、また追従する諸外国はどのような動きを見せているかを紹介した。日経ビジネスオンラインでも、それに関連した内容を紹介していく。

 2回目は、2010年後半、米国市場に電気自動車(EV)を投入すると発表した、中国の自動車メーカーBYD(比亜迪汽車)。米国の著名投資家であるウォーレン・バフェット氏が投資する比亜迪傘下の自動車メーカーだ。

 2009年は中国市場での販売台数を2.6倍に増やし、中国での市場シェア5.1%、第8位のブランド(米民間調査会社J・D・パワー・アンド・アソシエイツの調査結果)と躍進した。2002年に創業者の王伝福総裁が、自動車産業への参入を決断し、2003年に業績不振の国営自動車メーカーを買収。2005年に自社開発したガソリン車を発売した。2008年にはトヨタ自動車などハイブリッド車の開発で先行する大手自動車メーカーに先駆けて、量産型のプラグインハイブリッド車を発売、世界の注目を集める企業となった。

 BYDのEV計画について、米国法人のBYDモータース・アメリカの倪宜(Ni Yi Dong)ゼネラル・マネージャーに話を聞いた。

 ―― デトロイトモーターショー2010で、電気自動車(EV)「e6」を発表されました。「e6」はどのようなクルマでしょうか?

 BYD e6は電気の力だけで走行するピュアEVです。搭載するバッテリーの重さは700kg(全体重量は2020kg)。満充電の状態で、205マイル(約328km)の走行できます。この航続距離なら、日々クルマを通勤で利用するお客さまの要求にも応えられます。多くのお客さまは、自宅での充電を好むでしょう。そして会社に通勤すればオフィスビルで、買い物に行けばスーパーマーケットの駐車場での充電することもできます。

BYDが今年後半に米国市場に投入する電気自動車「e6」
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 (モーターとガソリンエンジンを組み合わせた)ハイブリッド車の方が市場が伸びると言われますが、都市内を移動する交通手段、例えばタクシーなどの利用を考えれば、EVにも十分な利点があるのではないでしょうか。

 EVの販売網は、現地のパートナーと組んで構築する計画です。米国での販売台数の計画は決まっていません。各国市場によって販売台数予想は異なりますし、参考とする研究機関などの市場予測も楽観論、悲観論と定まっていないので、予測は難しいのです。ただ、私は、米国市場での売れ行きは楽観視したいと考えています。販売を開始して正確なデータが集まってこれば、予測を立てることができるようになるでしょう。

 ―― 今年度中にEV「e6」の市場投入を計画していますが、まずはどのような地域での販売を考えているのでしょうか?

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