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011|君たちが明日の本田宗一郎になれ
仮想ベンチャー『ラボラトリーX』

2010年2月9日(火)

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 昨年12月、 若い2人の自動車エンジニアが「私に会いたい」とメールをしてきました。ちょうど30~35歳くらい、会社でバリバリやる世代です。私のハイパーミニ2のコラムを見ていただき、何か今、彼らが抱いている思いを語らずにはいられなかったように思えます。

 ファミレスで待ち合わせ3時間近く話し合ったでしょうか。終わった時には終電はなくなっていました。もちろん具体的な話ではなく、思いの問題でした。

 本田宗一郎に憧れ、未来のエンジニアスピリットに憧れ、エンジニアとして自動車会社に入り仕事をしてみたら、まったく期待するものとは違っていた。入社後の仕事を聞いてみると、すでに多くの経験を持ったとても優秀なエンジニアのようで、確かに目がキラキラしていました。彼らの主張はまだ未熟ながらも情熱に満ちあふれていました。

20年、30年先を考えて仕事する上司はいるか

 正直、私は驚きました。元気のないと言われる若い世代のエンジニアにあって、まだこんな情熱を持って何かを築き上げようとするエンジニアがいるとは…。私はうれしくなるとともに、このまま彼らが会社にいたら不完全燃焼すると感じたのです。50歳代の上司とは全くコミュニケーションができないようでした。

 話を聞くに連れて、彼らのポテンシャルは技術、発想、知識において、上司よりも上回っているように思えました。しかし今の会社経営では、なかなか新しい価値を受け入れる基盤がありません。経営状況を理由に彼らのVisionを聞き入れることができないのです。

 「そんなことが、どう利益に結びつくのか?」

 もはやその部長には彼らの思いを受け入れるキャパシティはないように感じました。

 マニュアル通りと言えばその通りです。もはや利益見込みが不透明なプロジェクトはどんどんと消えて行きます。それは新しい世代のエンジニアにとっては「夢の封印」です。大きい会社であればあるほどその傾向は強いと感じます。今時、自分の定年までを考えて仕事をする部長はいても、20年、30年先を考えて仕事をしている上司がどれだけいるのでしょうか?

 私は彼らの話を聞いているうちに昔の自分を思い出しました。

 このコラムの中で、以前ハイパーミニ開発時のお話をしましたが、そのエピソードの前に実はもう1つ大切な試みが私の中にはありました。1990年代初頭(バブル崩壊後の頃)のことですが、社命留学から帰った私は、何か当時の会社の仕事のやり方に疑問を持っていました。いつもと変わらない仕事のやり方、組織のあり方が、何か固まっているように感じたのです。

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