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012|がんばれ、日本車!
アウディ躍進の理由

2010年2月23日(火)

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 日本企業で15年、ドイツ企業で12年、クルマのデザインを仕事にしてきた経験を通じて、日本とドイツとでは、仕事の仕方、考え方に大きな違いがあることに気づかされました。

 欧州メーカーのインハウスデザイナーがどのような仕事の仕方をしているかを全く知らずにアウディに移籍し、まず初めに感じたことは何か。

 「彼らはサラリーマンデザイナーでありながら、独立精神が強い」

 アウディのデザイン部には、経験豊かなデザイナーが世界中から集まってきており、仕事のほとんどはコンペティションで進みます。新人のデザインが採用されることは特別な才能がないかぎりは無理と言っていいでしょう。

 契約内容はその経歴に応じて各デザイナー、少しずつ異なりますが、アウディでは外部デザイナーを起用することはありません。皆がサラリーマンデザイナー(インハウスデザイナー)であるという点は日本のメーカーと大きく変わりませんが、驚かされたのはデザイナーの精神的なポテンシャルの高さです。

社内コンペに負ければ会社を去るデザイナーも

 彼らは独立心が強く、自分自身のポテンシャル、才能を信じてクリエイティブ活動を行っています。それはアウディに雇われているというスタンスではなく、組織と個が対等な立場でデザイン活動を行っているという印象でした。

 移籍してまもない頃、初めて大きなコンペのプレゼンテーションを見る機会がありました。各デザイナーが自分のデザインをディレクターに提案していくのですが、そこで繰り広げられる議論が半端ではない。

 デザイナーは自分のポテンシャルを信じていますから、上司であるディレクターの前でも決して引きません。聞いているディレクターももちろん真剣です。

 そして議論の末、コンペに負けるようなことになればデザイナーが自らアウディを去って行くケースも少なくないのです。1度のプレゼンテーションが、人生の分かれ道になるのです。この潔さが真のクリエイティビティを生むのだと思いました。

 ここまで白熱するプレゼンテーションを日本で見た記憶はありませんでした。

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