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すすぎとニオイが減る理由

新・洗濯用洗剤(ライオン、花王、ツー・エム化成)

  • 神農 将史

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2010年2月26日(金)

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「すすぎ1回」で、消費者に洗浄力以外の価値を訴求することに成功した花王。ライバルのライオンは、ニオイ成分の除去を売り物にした新製品を投入した。両社とも洗剤の中核成分である界面活性剤を、従来より高濃度にできたことがカギだ。

 世界的な不況で消費者の財布のひもがきつくなる中、ヒットしている商品の1つが花王の液体洗剤「アタックNeo(ネオ)」だ。昨年8月に発売してから、7カ月後の今年3月末までの出荷金額は100億円を予定する。

 当初の1年間で200億円を販売する計画からは出遅れ気味だが、洗濯用液体合成洗剤(以下、液体洗剤)の市場では存在感を示している。経済産業省の「化学工業統計」によれば、2008年の液体洗剤の市場規模は、出荷金額ベースで前年比31.4%増の607億7400万円。アタックネオ発売後に、市場規模はさらに膨らんでいる可能性は高いが、金額シェアは2ケタに達する見通し。

 アタックネオが消費者に受けている理由の1つが、従来は2回が一般的だったすすぎが1回で済むこと。洗濯機を稼働させる時間や洗濯に必要な水が減るため、光熱費の圧縮につながる。

 アタックネオのヒットに、花王のライバルであるライオンも黙っていない。今年1月に液体洗剤「トップNANOX(ナノックス)」を発売した。

 ナノックスの最大の特徴は、ニオイ成分の除去。従来では落ちにくかった繊維の奥にある汚れに効き、ニオイの原因になるオレイン酸を取り除く能力が高いとする。またすすぎの回数も、基本的に1回で済む。すすぎ回数に関して、ライオンはアタックネオの後発品と見られるのを防ぐ意味もあり、その効果を前面に打ち出していないが、ナノックスもアタックネオ同様に“省エネ洗剤”だ。

 アタックネオやナノックスが、従来品に比べてすすぎ回数を減らし、高い洗浄力を実現できた最大の理由は、洗剤の中核成分である界面活性剤の改良にある。花王は特許取得前であることなどを理由に、詳しいメカニズムを明らかにしていない。

 ただ、花王でアタックネオの開発を担当したファブリックケア事業グループの井上鑑宏氏は「界面活性剤の特徴の1つである水になじむ機能を改良し、泡切れをよくした」と説明する。

濃度は37%から55%に

 一方のライオンは、ナノックスでは新しい界面活性剤として、MEE(メチルエステルエトキシレート)と呼ばれる成分を採用した、と明らかにしている。一般的な界面活性剤の形状が直線的であるのに対し、MEEは途中で折れ曲がり、アルファベットの「C」をつぶしたような形状になっている。

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