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【続報】ラジオのネット同時放送、“中の人”が詳細語る

パソコン向けは3月15日から、秋までにモバイル対応へ

2010年2月26日(金)

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 在京と在阪の大手民放ラジオ13社は3月15日から、インターネットの配信サイト「radiko.jp(ラジコ)」で、パソコン向けに地上波放送のサイマル(同時)送信を開始する。

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「radiko.jp」の画面イメージ。左は関東地区版、右は関西地区版

 在京局は関東に、在阪局は関西に聴取可能地域を制限するものの、音楽やCMも含め、ほぼ同じ放送内容を同時にネットで流す取り組みは、日本では画期的と言える。

 2月22日に電通が発表した「2009年日本の広告費」によると、ラジオ広告は前年比11.6%減の1370億円。2001年と比べて、約630億円も減った。ラジコは、広告モデルに依存するラジオ業界にとって、起死回生を狙う希望の星だ。

 そのプロジェクトを牽引する「中の人」が取材に応じ、今回の取り組みの概要から、地域制限に対する考え方まで、詳細を語った。

(「大手民放ラジオ13社、ネット同時放送解禁へ」を先にお読み下さい)

 「民放ラジオ13社、ネット同時送信へ 首都圏・関西」――。

 朝日新聞は2月13日付け朝刊の1面で、民放ラジオ局がインターネットでの同時送信に踏み切るというニュースを大きく報じた。さらに、読売新聞や毎日新聞などが続いた。

 だが既に、ネット上では12日未明からすさまじい勢いでこの話題が伝播し、ニュースをいち早く知ったネットユーザーは終夜、狂喜乱舞していた。

 ネットユーザーの“祭り”は、日経ビジネスオンラインが12日午前0時頃に報じたニュースに端を発する。

一晩で数千のつぶやき生んだラジオの力

12日未明、ツイッターではラジオのネット同時送信の話題が一気に広がった
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 「きたああああああああああああ」「でかいニュースが!!」「これはスゴイ」「大変だ大変だ!嬉しいニュースだ」「すごく強大なプレイヤーに化けるかもしれない」…。

 「Twitter(ツイッター)」では深夜にもかかわらず、12日朝までに数千の関連する投稿がなされた。歓迎ムード一色である。朝方に気づいたユーザーも加わり、日中もラジオの話題は盛り上がりを見せた。

 目立ったのは「ラジオを聴きたくても聴けない」というユーザーの声だ。ラジオ受信機がない。あるいは、ノイズがひどくて聞くのをやめた。そういった層が、「ネットでクリアな音質で聞けるのであれば、大歓迎」と沸き立った。

 一方、電通に置かれた「IPサイマルラジオ協議会」の事務局には、12日朝から報道機関を含む関係各所からの問い合わせが相次ぎ、対応に追われた。同協議会は、今回のラジオ13社が中心となって設立した組織。“ネット放送”のインフラ整備や各権利団体との交渉を担っている。

 その協議会の誰もが、ここまでの反響があるとは思っていなかった。協議会の事務局を預かり、今回のプロジェクトを水面下でまとめ上げた電通ラジオ局開発推進部の宮澤由毅部長。そして、ご意見番として協議会の理事を務める、慶應義塾大学の中村伊知哉教授の声に耳を傾けよう。

ネットの狂喜乱舞が「一番のニュースだったかも」

 ―― ネット上では非常に大きな反響を呼びました。改めて、ラジオとネットの相性のよさを再認識したのではないでしょうか。

宮澤部長 非常にうれしい反応でした。こんなにラジオの話って話題になるんだと。ラジオの底力と可能性を、改めて感じました。当初は、いざ始まっても全然注目されず、パラパラだったらどうしようと思っていたけれど、今は逆の心配をしているほどです。

コメント14件コメント/レビュー

地域制限は残念ですね。地域制限するロジックがおかしいと思うのですが。以下は、常識的に考えられる全国展開の根拠です。1.ローカル放送であれば電界強度が強くあまり電波ノイズが問題にならないのでラジオ受信機で聞けば良く、PCで聞く必要なし2.聞きたいのは、距離が離れており電波が到来しない自分の故郷のローカル番組や以前住んだことがある地域、そして都会の放送である。3.PCで聞く人は、ITリテラシーも高い(人並み)ので地域が宣伝するWebショップの商品を購入する可能性が高い。放送事業者ごとに損得を判断するしかないのかもしれませんが、制度が根本的な足かせではない事、地域制限による折角のサービスの破綻が起こらないことを祈ります。ところで、AMラジオは20年近く前にステレオ放送(NHKと一部地方放送以外)になっているのに、メーカーは対応の受信機を製造出荷しなくなっています。ネットでのラジオコンテンツ配信は是非ステレオでお願いしたいものです。ステレオにすれば、音声帯域とダイナミックレンジが多少狭くても臨場感があり、良い音に聞こえますよ。(2010/02/28)

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「【続報】ラジオのネット同時放送、“中の人”が詳細語る」の著者

井上理

井上理(いのうえ・おさむ)

日経ビジネス記者

1999年慶応義塾大学総合政策学部卒業、日経BPに入社。以来、ネット革命などIT業界やゲーム業界の動向を中心に取材。日本経済新聞への出向を経て2014年4月より日経ビジネスの電機・ITグループ

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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いただいたコメント

地域制限は残念ですね。地域制限するロジックがおかしいと思うのですが。以下は、常識的に考えられる全国展開の根拠です。1.ローカル放送であれば電界強度が強くあまり電波ノイズが問題にならないのでラジオ受信機で聞けば良く、PCで聞く必要なし2.聞きたいのは、距離が離れており電波が到来しない自分の故郷のローカル番組や以前住んだことがある地域、そして都会の放送である。3.PCで聞く人は、ITリテラシーも高い(人並み)ので地域が宣伝するWebショップの商品を購入する可能性が高い。放送事業者ごとに損得を判断するしかないのかもしれませんが、制度が根本的な足かせではない事、地域制限による折角のサービスの破綻が起こらないことを祈ります。ところで、AMラジオは20年近く前にステレオ放送(NHKと一部地方放送以外)になっているのに、メーカーは対応の受信機を製造出荷しなくなっています。ネットでのラジオコンテンツ配信は是非ステレオでお願いしたいものです。ステレオにすれば、音声帯域とダイナミックレンジが多少狭くても臨場感があり、良い音に聞こえますよ。(2010/02/28)

地域制限は残念ですね。地域制限するロジックがおかしいと思うのですが。以下は、常識的に考えられる全国展開の根拠です。1.ローカル放送であれば電界強度が強くあまり電波ノイズが問題にならないのでラジオ受信機で聞けば良く、PCで聞く必要なし2.聞きたいのは、距離が離れており電波が到来しない自分の故郷のローカル番組や以前住んだことがある地域、そして都会の放送である。3.PCで聞く人は、ITリテラシーも高い(人並み)ので地域が宣伝するWebショップの商品を購入する可能性が高い。放送事業者ごとに損得を判断するしかないのかもしれませんが、制度が根本的な足かせではない事、地域制限による折角のサービスの破綻が起こらないことを祈ります。ところで、AMラジオは20年近く前にステレオ放送(NHKと一部地方放送以外)になっているのに、メーカーは対応の受信機を製造出荷しなくなっています。ネットでのラジオコンテンツ配信は是非ステレオでお願いしたいものです。ステレオにすれば、音声帯域とダイナミックレンジが多少狭くても臨場感があり、良い音に聞こえますよ。(2010/02/28)

唯一、サービスエリアが全国の放送局があるのに、今回の仕組みに乗るために地域限定配信なのは正直残念です。短波での放送があるなんて知らない世代が出てきている時代に、アピールできるせっかくの機会を逸しているような気がしてなりません。(2010/02/27)

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