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「この本、丸ごと無料です」

  • 中原 敬太

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2010年3月2日(火)

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3月1日、文芸春秋が1冊の新書を全文無料で公開する。無料公開で本は売れなくなるのか、それともさらに売れるのか。電子書籍の登場で揺れる出版業界の注目を集めそうだ。

 大手出版社の文芸春秋が3月1日から1つの実験を始める。昨年10月に出版した新書『生命保険のカラクリ』をインターネット上で全文無料で読めるようにするというもの。大手出版社が丸ごと1冊を無料で公開するのは極めて異例のことだ。

著者の強い希望で実現

 今回の「実験」を言い出したのはこの新書の著者である、岩瀬大輔氏だ。ネット経由で死亡保険や医療保険を販売するライフネット生命保険の副社長である彼はこの本の中で、従来の生命保険のコスト構造を明らかにするなど、生保業界のタブーに切り込んで話題を集めた。

岩瀬大輔氏
ライフネット生命保険副社長の岩瀬大輔氏(写真:的野 弘路)

 彼の周囲の著名人のブログなどで取り上げられ、アマゾン・ドット・コムなどネット書店を中心に売れ行きは好調。出版から3カ月で6刷が決まり、発行部数は2万9000部に達した。

 「さらに多くの人に読んでもらうためには、どうしたらいいか」

 出版当初からネットでの無料配信に関心があった岩瀬氏は、クリス・アンダーソン氏の『フリー』の存在を知り、その思いを強めた。『フリー』は、無料にすれば利用者が増え、結果として利益を生むと主張。その本自体が先着1万人にネットで無料公開され、ヒットにつながった。岩瀬氏は文春の担当者に相談した。

 前例のない提案に、最初は戸惑いを隠せなかった文春だが、「どこかが始めるのは時間の問題。文春のような保守的な出版社が先駆けてやることに意味がある」という岩瀬氏の熱意に押し切られる格好で承諾した。

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川野 幸夫 ヤオコー 会長