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21世紀の“朝鮮特需”を狙え

2010年3月3日(水)

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電機・自動車など世界で躍進する韓国メーカーへの脅威論が高まっている。しかし日本の部品・装置メーカーにとって、韓国勢の好調はむしろ追い風だ。日本の技術で、韓国が作り、中国に売るトライアングルが特需を生んでいる。

 日本企業が業績低迷に苦しむ中、韓国メーカーの躍進が著しい。2009年12月期、電機大手のサムスン電子は日本円換算で売上高が約11兆円、営業利益は9000億円近くに達した。2009年に中国や米国でシェアを高めて販売台数で世界5位になった現代自動車も、大幅な増益になっている。

 韓国メーカーはソニーやパナソニック、トヨタ自動車など日本勢を脅かすライバルと見られがちだ。

 しかし日本の産業全体を俯瞰すると違う風景が見えてくる。日本の部品メーカーや装置メーカーにとり、韓国企業の好調は大きなビジネスチャンスになっている。

現代自動車から100万台分受注

 韓国“特需”に沸く日本の自動車部品メーカーがある。椿本チエイン。エンジンのバルブの開閉を制御するタイミングチェーンドライブシステムを製造する。現代自の新型エンジン向けに年間100万台分を初めて受注した。供給先は現代自の中小型車10車種で、台数は同社の世界販売の約4分の1に相当する。

現代自動車工場
世界市場でシェアを拡大する現代自動車は、設備投資に積極的

 今年1月から現代自が世界で生産する新型車に、チェーンドライブシステムの供給を開始。年間20万台分から始めて、2012年度に100万台分を供給する計画だったが、「現代自の販売が好調で、年間150万台分以上になる可能性が高い。供給時期も前倒しになりそうだ」(椿本チエイン)。

 当初は日本国内などから現代自の世界の工場に供給する。椿本チエインは2011年の完成を目指して韓国に工場を建設中だ。工場完成後は日本から部品を輸出して、現地で組み立てる。

 椿本チエインは氷山の一角に過ぎない。あるトヨタ系の燃料制御部品メーカーも、現代自グループ向けの受注が好調だ。既に売上高の約1割を韓国向けが占めるまでに成長した。

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「21世紀の“朝鮮特需”を狙え」の著者

山崎 良兵

山崎 良兵(やまざき・りょうへい)

日経ビジネス記者

日経ビジネス編集部、ニューヨーク支局、日本経済新聞証券部を経て、2013年1月から日経ビジネス編集部。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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