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「CMBS」破裂は秒読み

2010年3月9日(火)

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都市部のオフィスビルでは空室率の上昇に歯止めがかからない。その裏でくすぶっているのが、CMBS(商業用不動産ローン担保証券)の「2010年問題」。償還不能な証券が続出すれば、金融機関の業績にも飛び火する恐れがある。

 「今年はオフィス賃料をさらに1億円削減できそうだ」。NTTコミュニケーションズの山澤秀行総務部長は胸を張る。同社は、2007年から東京都内に分散していた事業所の集約に着手、13あった拠点を新たに借りた3拠点に集約した。1人当たりのフロア使用面積を0.5平方メートル減らしたうえ、年間10億円以上の賃料削減を果たした。

空室率は2003年水準に

 停滞する景気を背景に、多くの企業が業務効率化とコスト削減のためにオフィス集約を進めている。その結果、都心のオフィスビルは今、かつてないほどの「空き状態」にある。

 オフィス仲介などを手がけるシービー・リチャードエリスによれば、昨年12月末の東京主要5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィスの空き状況を示す空室率は、6.6%と3カ月前に比べて0.91ポイント増えた。空室率は2007年9月末の1.6%を底に9四半期連続で上昇が続いており、大型ビルの竣工が相次いだ2003年6月の6.7%と同程度の水準にまで上昇した。

 一方で、オフィスの賃料相場はここ2年で大きく下がっている。リーマンショック前の2007年には1坪当たり8万円という値をつけていた高層ビルのオフィス賃料も今は昔。下図の通り、昨年東京・大手町に竣工した高層のJAビルでも成約事例で3万円台半ば。好立地の高層ビルでさえ、「5万円を超えるとほぼ借り手はつかない」とオフィスビル仲介会社は言う。

東京都心の主要オフィスビルの賃料

 この傾向は今後も続く。2012年には、東京駅前の郵便局会社の高層ビルなど、大型物件の完成が相次ぐ予定だ。その供給量は、六本木ヒルズなどが竣工した2003年を凌ぐと言われている。「借り手優位の状況は当面変わらない」とオフィスビル情報を提供する月刊ビルディングの須藤浩之代表は言う。

コメント2件コメント/レビュー

こういう記事を見るたびに、金融業を生業とする企業はどうかと思いますね。結局は、価値の上昇を見込んで投資したが、その価値が下回っただけのことかと思います。やはり、虚業やマネーゲームのレベルになってしまっているのかと思います。何でもかんでも証券化したり、ファンドを組んだりし、そのうち実体をかけ離れた"虚業"となり果て、お金だけが動く。破裂秒読みの段階で記事にするのもいいですが、その様なビジネスに対する警鐘を鳴らしても良いのでは?あれだけリーマンショック、100年に1度、などと散々騒がれ、自国にも大きな影響を及ぼされているにも関わらず、金融業界の方々はどこ吹く風なのでしょう。破綻する企業は破綻すればよいのだと思いますよ。それが企業が追う責任の最終的な果し方です。ただ、そこに税金がつぎ込まれることは断じて許されませんが。現状の様に、何の価値も生み出さず、ただ低金利で簡単に利益を溜めこむだけの銀行を筆頭とする金融業は、ただの"金貸し"、昔で言えば"賤しい業種"だったが、彼らの賤しさは変わっていないが、社会的な影響力が強くなりすぎている。賤しい人間の力が大きくなりすぎるのは、やはり良くない。(2010/03/10)

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「「CMBS」破裂は秒読み」の著者

蛯谷敏

蛯谷敏(えびたに・さとし)

日経ビジネス記者

日経コミュニケーション編集を経て、2006年から日経ビジネス記者。2012年9月から2014年3月まで日経ビジネスDigital編集長。2014年4月よりロンドン支局長。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

こういう記事を見るたびに、金融業を生業とする企業はどうかと思いますね。結局は、価値の上昇を見込んで投資したが、その価値が下回っただけのことかと思います。やはり、虚業やマネーゲームのレベルになってしまっているのかと思います。何でもかんでも証券化したり、ファンドを組んだりし、そのうち実体をかけ離れた"虚業"となり果て、お金だけが動く。破裂秒読みの段階で記事にするのもいいですが、その様なビジネスに対する警鐘を鳴らしても良いのでは?あれだけリーマンショック、100年に1度、などと散々騒がれ、自国にも大きな影響を及ぼされているにも関わらず、金融業界の方々はどこ吹く風なのでしょう。破綻する企業は破綻すればよいのだと思いますよ。それが企業が追う責任の最終的な果し方です。ただ、そこに税金がつぎ込まれることは断じて許されませんが。現状の様に、何の価値も生み出さず、ただ低金利で簡単に利益を溜めこむだけの銀行を筆頭とする金融業は、ただの"金貸し"、昔で言えば"賤しい業種"だったが、彼らの賤しさは変わっていないが、社会的な影響力が強くなりすぎている。賤しい人間の力が大きくなりすぎるのは、やはり良くない。(2010/03/10)

最近、途上国のインフラや都市開発でも投資した資産のライフサイクルコストが事業課題になっているようだ。例えば、太陽電池パネルでもユニット部品の信頼性が本当に20年保証できるのかなど問題は多いように思える。公共投資も含めた巨大投資には、もっと厳しい査定が必要なことは確かだ。さもないと『トイレのない住宅』のような国にもなりかねない。(2010/03/09)

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