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わずか10分で誕生

新しい製鉄法(神戸製鋼所)

  • 小瀧 麻理子

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2010年3月12日(金)

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高炉メーカー4位が史上最速の製法を開発した。武器は速度だけでなく、これまで不要としてきた低品位の鉄鉱石や石炭を使えることだ。大資本の高炉が支配してきた鉄鋼業界の構造を、変える可能性を秘める。

 製造時間は、従来の48分の1。さらに利用する原料は、これまで見向きもされず大量に眠っていた低品位の鉄鉱石と石炭ーー。

ITmk3を導入した米スチールダイナミクスのアイアンナゲット・プラント(ミネソタ州)

 従来の製鉄の常識を覆す新しいプラントが今年1月12日、北米ミネソタ州にある古い炭鉱町、ホイット・レイクス市で稼働を始めた。このプラントには、神戸製鋼所が15年越しの研究を経て開発した「ITmk3(アイ・ティ・マークスリー)」と呼ばれる製鉄方法が初めて商用導入されている。新プラントの建設で神鋼は、米大手電炉メーカーのスチールダイナミクスと共同で約260億円を投じた。生産能力は今年半ばをメドに年間50万トンまで引き上げる計画だ。

作るのは鉄のナゲット

 ITmk3のプラントは、電炉に投入する「アイアンナゲット」と呼ぶ粒状の「鉄源」を生産する。鉄源とは鉄のもとで、これを鉄くずとともに電炉に投入して、鉄製品に仕上げる。

 電炉では通常、くず鉄のみを鉄源にしているため、生産される鉄製品の品質は低くなる。さらに、最近では中国など新興国の経済成長に伴い、鉄くずの取引価格が上昇しており、調達コストは高くなっている。アイアンナゲットを使用することで、こうした問題を緩和する。

 アイアンナゲットは鉄鉱石と石炭を使って作る。これは高炉製法でも同じ。ITmk3の特徴は、加工時間が高炉法に比べて大幅に短縮できること。高炉法は約8時間だが、ITmk3はわずか10分で済む。その製造方法は、以下の通りだ。

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