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卒業しない大学生、急増中

2010年3月16日(火)

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大卒内定率が低下し、卒業を延期する大学生が増えている。企業の今年の採用計画はさらに減少するとの予想もある。2学年分の学生がなだれ込む就活戦線は、大混戦が予想される。

 リーマンショックによる景気の低迷は底を打ち、数字上は改善の兆しが見られる。だが、新卒学生の就職環境は一向に好転する気配が見られない。

 まもなく卒業を控える大学4年生。内定をもらえなかった学生の中には、大学を卒業せずに留年しようという人が増えている。

卒業しないよう、大学が指導

 関西のある私立大学では大学院への進学枠が早々に満杯となったという。別の関西の私大職員は、「本学では留年生の数に上限を設けているがこれもいっぱい。授業料は入るが喜んでいられない」とため息交じりに打ち明けた。

 関東の私大の4年生の卒業試験では、進路が決まらない学生に対して大学の職員が、「よく考えなさい。単位を取ると卒業してしまうよ」と個別に勧告し、“新卒ブランド”を捨てないよう注意を促したケースもあるほど。

 内定をもらえずに留学の相談をしたある学生は、「“ロストジェネレーション”にはなりたくないですから」と悲壮な表情を浮かべて「巣立ち延長」の理由を語る。

企業の新卒採用見通し

 海外への留学情報を提供する「留学ジャーナル」によると、「留学を希望する学生からの相談がリーマンショック後から増え続けている。就職難を反映してか、かつてのような『逃避』のためというより、何を学んで今後の自分にどう生かしたいのか、目的意識を持って相談に来る学生が多い」(留学ジャーナル・加藤ゆかり氏)という。

 卒業を延ばして少しでも就職活動の環境を良くしたいと考える学生の気持ちは分かる。だが、残念ながら来春の卒業生に対する今年の企業の採用動向は、昨年よりもさらに悪化するとの見方がある。

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「卒業しない大学生、急増中」の著者

白壁 達久

白壁 達久(しらかべ・たつひさ)

日経ビジネス記者

2002年関西大学経済学部卒業後、日経BP社に入社。日経ビジネス、日経ビジネスアソシエを経て、2015年から香港支局長としてアジア全体をカバーする。2016年8月から日経ビジネス記者に。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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