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同じ目に遭わないために、学生は、親は、どうすべきだろうか

  • 間宮 理沙

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2010年3月18日(木)

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 私が入社するつもりだった企業から大学の卒業間際に内定を取り消される事態に追い込まれた体験をこの日経ビジネス オンラインに書かせていただいたところ、「就職活動を控えた子どもを持つ者です」とおっしゃる方から複数のコメントをいただきました。

 きっと、いま大学生のお子さんがいらっしゃる方は、就職活動についてとても不安だと思います。私も両親にとても心配をかけました。

 1回目の就職活動のとき、私の両親は「地元の企業に就職したら?」と勧めてきました。それを押し切って決めた志望企業だったのに、「君はクズの中のクズだ。どうせ鬱になって辞める」と内定の辞退を迫られたのです。親は心配して当然です。

 最近では、学生の親に向けた就職活動の本も増えてきました。例えば、『親子でできる就職活動突破法』(洋泉社新書y)、『親子就活 親の悩み、子どものホンネ』(アスキー新書)など。

 一方で、親は子どもの就職活動にかかわるべきではない、距離をとって見守るべきだ、それが自立のために必要だ、という意見もあります。新卒大学生の内定率が過去最低の80.0%(2010年2月時点、厚生労働省と文部科学省の共同調査)と聞くと、学生の親も不安になるでしょう。

著者プロフィール

東京都内の私立大学に通う大学生。卒業を目前にした2009年2月の終わりに内定先の企業から呼び出され、「君は同期で一番レベルが低い。クズの中のクズだ」などと人格を否定されるような圧迫面談を受け、暗に内定の辞退を促される。その後、ショックから体調不良で通院するも、同じように面談を受けた学生と協力し、内定先に謝罪を求めて交渉。また2回目の就職活動を始め、新しい内定を獲得し、2010年4月からは社会人となる。自身の経験を綴ったブログ「内定取り消しにあった女子大生のblog」は人気を博し、就職活動中の学生から悩みが寄せられる。2010年3月5日に『内定取消! 終わりがない就職活動日記』(日経BP社)を出版。

父母の方にアドバイスいただける点も多いはず

 恐らくこれまでは、学生の子どもを持つ親の心配は、「うちの子は内定をもらえるのだろうか」だったでしょう。ところが最近は、「うちの子の内定先は大丈夫だろうか」という心配も加わっていると思います。

 内定先が潰れたりしないか、内定を取り消されたり、入ってみて労働環境が当初の説明と違ったりしないだろうか……。そんなことまで心配しなければならないご時勢になってきたのです。最近では、企業の中にも学生の親を対象にした企業説明会を行っている企業もあるそうです。

 社会人経験が長い方のほうが、学生よりもずっと「問題企業」を見抜くことができる可能性は高いと思います。だから、就活生のお父さん、お母さんがアドバイスできることは多いはずです。ただ、最近の新卒採用の事情はとても複雑です。業種や選考フローについて知識がないと、うまくアドバイスできないのも事実。

 そこで私から、2回の就職活動を通じて身に付けた「問題企業の見抜き方」について、ここで説明させていただきたいと思います。このような話は人事の仕事をされている方のほうが詳しいかもしれませんが、私なりの経験から学んだ入社までにチェックしておきたいことを、学生目線でまとめてみました。

 まずチェックしたいのは、新卒の採用人数です。現在の社員数の割に新卒の採用数が多い場合、注意が必要です。「事業を拡大するため今年から採用数を増やしている」などと説明する企業も多いですが、本当の理由はほかにあるかもしれません。「急成長を体験できる」というのは学生にとって魅力かもしれませんが、そこに落とし穴があるはずです。

 例えば、入社してから辞める人が多いから、あらかじめ多くの新卒を採用している可能性があります。仕事内容がすごくハードだったり、労働環境が悪かったり、採用求人の仕事内容と実際の仕事内容が違いすぎるなどの理由から、辞めてしまう人が多いのです。

選考通過にぬか喜びしないために

 また、たとえ職場環境や労働条件が良い会社であっても、新卒社員ばかりが多くてそれを育てる先輩社員が足らないような状況だと、十分な研修ができないかもしれません。「ここでは成長できない」とあきらめ多くの新人が転職してしまった例を聞いたことがあります。

 このように、採用予定人数は、可能な限り調べておいたほうがよいポイントです。一方で、新卒だけでなく中途採用でも募集しているかどうかも重要です。

 大学生向けの就職サイトだけでなく、転職者用の求人サイトもチェックしてみましょう。年中求人サイトに中途採用の募集を出している企業は、慢性的に人手が足らない可能性があります。労働環境が悪く、離職率が高いかもしれません。

 選考過程は、エントリーシートの提出に始まり、場合によっては筆記試験や、グループディスカッション、面接などと続きます。この選考通過の「連絡」にも注意が必要です。

コメント39件コメント/レビュー

筆者の記事、色々な意味でとても貴重な情報だと思いました。ただ、なんかちょっと違うような気がします。特に今回は被害に遭わないためのマニュアルみたいで、「いかに傷つかないか」というような。筆者がひどい思いをしたことは真摯に受け止めるべきかもしれません。でも、そんな会社入らなくて良かったでしょう?私にはそれで話は終わっちゃうんですが…本末転倒かもしれないですが、なぜみんな一様に、同時期に就職しなければならないのでしょう?そうしないと仕事がなくなっちゃうから?大企業に入り損ねちゃうから?私はそれが理解できなくて、就職活動というものは一切しませんでした。でも、30後半でちゃんと自分の希望する場所で働いていますよ。仕事なんて、最初は選ばなくていいと思います。どこからでもとにかく初めて、自分の能力を確実にステップアップさせれば将来に繋がっていくと思うのだけど。そして、可能性を日本だけに留めておかないことです。海外で仕事ができるようにしておけば、仕事選びのオプションも増えますから。(2010/03/26)

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いただいたコメント

筆者の記事、色々な意味でとても貴重な情報だと思いました。ただ、なんかちょっと違うような気がします。特に今回は被害に遭わないためのマニュアルみたいで、「いかに傷つかないか」というような。筆者がひどい思いをしたことは真摯に受け止めるべきかもしれません。でも、そんな会社入らなくて良かったでしょう?私にはそれで話は終わっちゃうんですが…本末転倒かもしれないですが、なぜみんな一様に、同時期に就職しなければならないのでしょう?そうしないと仕事がなくなっちゃうから?大企業に入り損ねちゃうから?私はそれが理解できなくて、就職活動というものは一切しませんでした。でも、30後半でちゃんと自分の希望する場所で働いていますよ。仕事なんて、最初は選ばなくていいと思います。どこからでもとにかく初めて、自分の能力を確実にステップアップさせれば将来に繋がっていくと思うのだけど。そして、可能性を日本だけに留めておかないことです。海外で仕事ができるようにしておけば、仕事選びのオプションも増えますから。(2010/03/26)

内定の取り消しという経験をしたことで。心も体も、ほんとうに大変だったと推察しています。同じ年頃の娘をもつ親の一人としては、他人ごとでないようにも感じています。その中で、改めて「働く」という行為の意味や自分にとって「仕事」の位置付けとは?など。年を重ねて、長年にわたり仕事をしているうちに忘れかけたものを振り返っています。キレイごとに思われるかもしれませんが、会社に就職をするという手段が目的となって、またはお金を安定的に1円でも多く「楽に」手に入れたいという「誰もが持ちやすい欲望」が自覚のないままに潜んでいて。本来の働くことや仕事を通じて得られること、その一方で自分が投じることや手放すこと。また、今の自分では予想もできない高揚感や喜び、挫折感や喪失感など。そんなことに思いをはせる想像力を高めることが、就活をする前に体験や知識だけでもあった方がより良いかとも感じました。もちろん現実はキビシイ、夢じゃ生きていけないなどの反論もあるでしょう。しかし「仕事をする」という点について、あまりにも大学生を含む子供たちの視野を狭めている親や大人の責任を感じて。また日本社会全体の先行きが暗いと、洗脳するように発言する人たちにも閉口しております。(2010/03/26)

 おそろしくマトハズレなコメントが散見される。曰く「被害者ぶるな!」「社会の事をもっと知れ!」「損をするのはオマエだ」…中には「面接で会った人たちを家族と思って考えればよい」という一文も????こんな家族があったとしたら、それはDV家庭でしょう?…メッセージの底流になるものは一貫して、「だまれ」「文句を言うな」…つまり議論自体を封鎖したいという事です。 大学でちゃんと教育受けてきましたか??授業で寝てたんじゃないですか?こういう発言は、最低限のリテラシーも持たない人間である、という自覚を持つべきですよ。 筆者の議論を呼び起こす目的は、個人の経験の社会化であり、これ自体はきわめて重要な行為です。なぜなら、こうする事で初めて、社会に発生している様々な不都合を可視化できるのですから。その上で、行為の適切さなどが、議論されるべきでしょう。(2010/03/23)

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