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【隠れた世界企業】土のプロが都会を緑で覆う

東邦レオ(大阪市、緑化資材の開発・販売)

2010年3月19日(金)

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屋上緑化の設計・施工から管理まで一貫して手がけるのが強み。樹木医16人など、多くの専門家を擁して500件の受注を重ねた。都市化が進むアジアをにらみ、まず台湾に足場を築く。

 日本有数のビジネス街である東京・大手町の近くに隠れた庭園がある。芝生や笹に覆われ、小川の中を金魚がのんびり泳いでいる。

 暖かいお昼時に現れるのは、いつもと同じ顔ぶれだ。お弁当を食べたり、読書をしたり、体操をしたりして庭園でのひと時を満喫している。

 一般に知られていないのには訳がある。この庭園が千代田区内神田の豊島屋ビルの屋上にあるからだ。ビルで働くビジネスマンたちの憩いの場として利用されている。

 豊島屋ビルの木村蓉子社長は満足気だ。「テナント企業に好評で、契約の更新時に賃料を15%上げることができた」。

屋上に小川を走らせる

 この屋上緑化を作ったのが東邦レオだ。同社は建設資材や緑化資材を開発・販売し、屋上緑化の施工も手がける。その中で「成長を支えているのが緑化事業だ」(橘俊夫社長)。2009年3月期の売上高は前期比6%増の67億円。そのうち緑化事業の売上高が55%を占める。

東邦レオの橘俊夫社長。本社の屋上や壁面は緑で覆われている (写真:山田 哲也)

 2001年に東京都が一定面積以上の建築物に対して屋上緑化を義務づけたことから市場が拡大し、ゼネコンなど100社以上が参入している。最近でもサントリーや大和ハウス工業など異業種の参入が相次ぐ。その中で東邦レオは商業施設やオフィスビル、住宅などに対して、約500件もの屋上緑化を手がけ、この分野では先頭を走っている。大手企業を向こうに回して、規模に劣る同社が受注を伸ばせる理由が、豊島屋ビルの事例に凝縮されている。

 木村社長は2006年の屋上緑化の発注に際して難しい要望を出した。「西洋風の庭ではなく、小川が流れる日本庭園のような屋上にしたい」。

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「【隠れた世界企業】土のプロが都会を緑で覆う」の著者

大西 孝弘

大西 孝弘(おおにし・たかひろ)

日経ビジネス記者

1976年横浜市生まれ。「日経エコロジー」「日経ビジネス」で自動車など製造業、ゴミ、資源、エネルギー関連を取材。2011年から日本経済新聞証券部で化学と通信業界を担当。2016年10月から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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