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014|「お父さんの好きなクルマ」を買おう
エコカー以上に大切な選択基準

2010年3月23日(火)

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 長らくお世話になった二玄社の自動車雑誌『NAVI』が休刊になりました。創刊は1984年、これは私がカーデザイナーとしての第一歩を歩み始めた記念すべき年でもありました。クルマは輝き、社会も明るい未来を信じていた時代でした。

 あれから25年あまりの月日が経ち、最後の『NAVI』の表紙には「自動車のこれから」と書かれていました。

野球グラウンドに並ぶミニバン

 現在の我が家の前には少年野球場があり、週末にはベランダから野球少年たちの元気いっぱいの姿が見られるのですが、そこで気になることが1つ。

 子供たちは皆、お父さんやお母さんのミニバンで送られてグラウンドにやって来るのです。チーム名から察するに、それほど遠方からやって来ているわけではありません。近所のメンバーと待ち合わせをして、徒歩あるいはバスで通うわけにはいかないのでしょうか。それも体を鍛えることの一部だし、ユニホーム姿で大きなスポーツバッグを抱えて練習場に向かう自分はさぞかしカッコ良く、誇らしく感じられるのではないかと思うのですが。

 家族のミニバン、ワンボックスカーは野球場の隅からきれいに並んで駐車されます。お父さんお母さんは可愛い子供の勇姿を一瞬も見逃すことのないようにと真剣に観戦し、試合や練習が終わると再び子供をクルマに乗せて帰って行くという光景が毎週毎週繰り返されるのです。

 お父さんのお休みはどこに行ってしまったのでしょうか? いつからお父さんは子供たちのミニバン運転手になってしまったのでしょうか?

 私が幼かった頃、父はいすゞ自動車の「ベレットGT」などスポーツタイプのクルマに乗っていました。私も少年野球チームに入っていましたが、父に付き合わされてドライブをすることはあっても、試合や練習の送り迎えは一度もありませんでした。

 東京-横浜をつなぐ第三京浜道路が開通して間もない頃で、自慢のクルマでよく一緒にドライブさせられたものです。私はそんな父のクルマに対する思いを感じながら成長し、助手席から見る父の姿に何か誇りというか、憧れを抱いていました。

クルマ選びでも威厳失った日本の父親

 仕事が忙しく、あまり家にいなかった父でしたが、クルマ好きの遺伝子は間違いなく父から受け継ぎました。子供の頃から自然に、クルマとは何か、クルマとの付き合い方を学ばされたのです。父のこだわりが私をカーデザイナーへと導いてくれたように思います。

 時代は変わりました。毎週末ミニバン運転手をやっているお父さんを、今の子供たちはどのように見ているのでしょうか?

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