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「ポン酢党」躍進の舞台裏

2010年4月2日(金)

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 「鍋の季節は終わったのに、何で今さらポン酢?」

 そう思ったあなた、侮ってはいけない。ポン酢は今や、押しも押されもせぬ通年商品なのだ。実際、ポン酢の代表格とも言える「味ぽん」を販売するミツカンも、「最近は、冬場と夏場でポン酢の売れ行きは変わらなくなりつつある」(ミツカングループ本社広報室の松本裕佳氏)という。

 なぜ、ポン酢が人気なのか。

 その理由は主に3つ。まず考えられるのが「ヘルシー志向の高まり」だ。

 ポン酢は醤油に比べて塩分が低く、減塩効果が期待できる。原材料に油を使わないため、オイルを使ったドレッシングの代わりに用いればカロリーオフにもつながる。ゆえに、生活習慣病予防を考える中高年やダイエットを意識する女性たちから人気を集め、醤油やドレッシング市場からポン酢市場へと消費者が移行しているのだ。

ご当地商品に固定ファンも

 次に挙げられるのが「汎用性の高さ」。需要拡大を狙う大手メーカーがレシピ提案を行ったことなどが奏功し、最近は料理の際の調味料としてポン酢を使う人が増えている。

 その流れに乗じて、2009年8月にミツカンが発売しブレークしつつあるのが「味ぽんMILD」だ。当初、北海道限定で発売したところ、12月末までに計画比約190%の売り上げを達成。2010年2月からは東北、関東、甲信越、東海、北陸でも発売を開始した。従来の味ぽんに比べてまろやかな味わいに仕上げた点が特徴で、ミツカンは「肉やサラダ、冷奴など幅広いメニューに」と、需要拡大に余念がない。

 3つ目は、「ご当地ポン酢の拡充」だ。地元の名産などを使ったオリジナリティーの高い商品が人気を集める。

 その火つけ役とも言えるのが、旭食品(大阪府八尾市)の「完全味つけ旭ポンズ」だ。すだちや柚子の天然果汁液をベースにしたポン酢で、関西で人気の歌手が「これを食べたらほかのポン酢は食えん」と言ったのがきっかけで爆発的なヒットとなった。取扱店が限られるためインターネットで取り寄せる人が多く、「旭ポンズ友の会」なるファンサイトも存在するほどの人気だ。

 ほかにも、高知県の馬路村農業協同組合が販売する「ゆずの村」、大分県にあるフンドーキン醤油の「柚子こしょう青ぽんず」なども、特産品を使った独特の風味に固定ファンが多い。消費者の間ではこれらを食べ比べ、マイポン酢を探そうという動きも見られる。

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「「ポン酢党」躍進の舞台裏」の著者

瀬戸 久美子

瀬戸 久美子(せと・くみこ)

日経WOMAN編集部

旧・日経ホーム出版社(現日経BP社)に入社後、日経WOMAN、日経TRENDY、日経ビジネス編集を経て2013年4月より現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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檜山 敦 東京大学先端科学技術研究センター 講師