なぜ忙しい経営者がツイッターを使うのか?
ツイッターが盛んにメディアで紹介されるようになるにつれ、関心を持つ経営者も増えました。日頃私は、経営者向けにコミュニケーションや情報発信についてアドバイスしており、「ツイッター、やってみようと思うのだけど、何をどうすればいいのか分からない」という相談によく答えています。
ツイッターは、使い始めると時間をとられます。にもかかわらず、たいへん多くの忙しい人たちが、一日中、一生懸命つぶやいています。一体何を目的にわざわざつぶやくのか。社長がやる意味は? 何の役に立つの? そんな質問もよく受けます。
こうした質問に対して、私は、2つのことを伝えます。1つは、ツイッターをやってもビジネスにすぐ役立つことを期待しない方がいいこと。
もう1つは、にもかかわらず多くの「忙しい人」がハマるのは、まるでパソコンやネット普及期のような時代の転換期、情報とのつき合い方やコミュニケーションそのものが変わるのを感じられることです。
そしてその上で言います。「積極的に新しいことを仕掛けていく必要性を感じているなら、早く慣れた方がいいですよ」と。それはつまり、単なる「つぶやき」によって、得られる結果が大きく変わるということです。
例えば、社長ブログを読んでみると、内容の面白い人とそうでない人がいます。ツイッターでも同じように、読んで面白いつぶやき、反感をかうつぶやき、そして誰からも相手にされないつぶやきがあるのです。そして、あまり考えずにやると、失敗します。
ツイッターは「道具」じゃない、それ自体が「イベント」
具体的に、どのように使うのが効果的かを話す前に、私自身の経験からお話ししましょう。私は、昨年の夏から本格的にツイッターを使い始めました。一時期は、仕事にならなくなるほどどっぷり“はまり”ました。実際に使ってみて「これは今までのコミュニケーションツールとは全く違う」ことが分かってきました。
これまでのネット上のツールにはホームページやメールマガジンがあります。これは一方的なお知らせをするのに便利です。さらに、このホームページ制作を簡便にし、個人からの情報発信をしやすくしたのがブログです。これらは、ネットコミュニケーションのための「道具」という表現がぴったりだと思うのです。
これに対して、ツイッターはどうも「道具」とは違います。強いて言えば「イベント」でしょうか。ツイッターやUstreamは情報発信がさらに簡単にできるようになりました。しかしこの便利さよりも、魅力はリアルタイムでの発信にあります。受け手側にとってもリアルタイム中継を受信できる面白さがあるのです。発信する参加者と、受信する参加者が多ければ多いほど共有できる情報が増え、共有できる時間が増えていく。これはツールというよりも、それ自体がイベント。ツイッターを使うことが“イベントに参加する”ことと同じような側面があります。それが新しいんですね。
仕事のやり方までが変わってきた
この半年間ツイッターを使い続けた結果、私の仕事のやり方もだいぶ変わってきました。
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