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曖昧な建機の燃費基準

  • 神農 将史

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2010年4月6日(火)

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ハイブリッド建機の登場など、低燃費を打ち出す建機業界。だが改善の根拠となる比較値は「当社比」と曖昧さが残る。官民挙げて統一基準を作ったが、各社は使用に二の足を踏む。

 「燃費約20%低減」

 建機メーカーの製品カタログにはこうした言葉が並び、自社製品の改良や省エネ性を訴えている。しかし、その横には小さく「当社従来機比」「社内基準で試算」の文字。同じメーカーの従来機とは比べられるが、競合メーカーの製品との違いは分からない。これは、各社の燃費測定方法が共通しておらず、表示が統一されていないためだ。

 ただ、「低燃費」の追求には各社余念がない。その象徴が、ハイブリッド建機の登場だ。その一方で、燃費基準測定の透明性は置き去りにされている。

ハイブリッド建機の投入相次ぐ

コベルコ建機のSK200
統一基準の普及にはまだ時間がかかる(写真はコベルコ建機のSK200)

 国内最大手のコマツが2008年6月に20トン級の油圧ショベル「PC200-8Hybrid」を市場投入した。ベース機であるPC200-8と比べて、燃費が平均25%低減されるという。日立建機も20トン級の受注生産を始め、コベルコ建機は小型の8トン級を今年に入り発売。特にコベルコ建機の製品は従来機比で40%と燃費低減効果が高い。

 ただ、これらの改善値もすべて「当社比」だ。競合との比較はできない。

 各社統一の燃費基準は、自動車業界では既に浸透している。国土交通省が設けた「10・15モード」という測定方法で各車の燃費を計測するため、消費者は簡単に比べられる。トヨタ自動車のプリウスの燃費が「38km/リットル」として説得力を持つのは、業界基準が一般化しているからと言える。

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