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箱根駅伝、プロ野球、天皇杯、みーんなチャリティ!

1000万人が参加、835億円を集めた寄付サイトが日本上陸

2010年4月12日(月)

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 元プロ野球選手の古田敦也氏、マラソンランナーの有森裕子氏、モデルのSHIHO…。そうそうたる著名人が参加する「Run for Charity」というイベントをご存知だろうか。今年3月に始まった、インターネット上で展開するチャリティ企画である。

 チャリティといえば、「ユニセフ(国際連合児童基金)」や「赤い羽根共同募金」など、大きな募金組織が担うというイメージが強いが、Run for Charityの仕組みは、従来のそれとは異なる。

 寄付を集めるのは、募金組織ではなく「個人」。マラソンやトライアスロンなど、自身で設定した競技に挑戦し、そのチャレンジに対して、知人や友人に寄付を呼びかける。本家の英国では、この仕組みが定着、2001年から8年間で835億円を集め、これまでに1000万人以上が利用した。

 主役はあなた――。ネットを使った新しい寄付の形。仕掛けたのが、一般財団法人ジャスト・ギビング・ジャパンの湯本優氏だ。元マウンテンバイクのオリンピック候補選手で、その後医師になったという異色の経歴を持つ。今回の企画の仕組みや狙いを聞いた。

(聞き手は蛯谷 敏、日経ビジネス記者)

湯本 優(ゆもと ゆう)氏

1978年9月生まれ。16歳からマウンテンバイク競技選手として活躍。95年、96年世界選手権ジュニア日本代表。トップアスリートとして活躍した後、97年に順天堂大学医学部入学。その後、競技活動を再開、2000年に世界選手権大会日本代表に選出。2007年に順天堂大学を卒業、医師免許を取得。現在も競技を続けながら、経営者などに健康管理などのコンサルティングサービスを提供している。(写真:的野弘路、以下同)

 ―― 湯本さんが代表を務められている「ジャスト・ギビング・ジャパン」。どんな団体で、どのような取り組みをしているのでしょうか。

 湯本 もともと「ジャスト・ギビング・ジャパン」の本家は、英国に拠点を置く「ジャスト・ギビング」という寄付仲介サイトです。彼らは、インターネットで寄付を仲介する仕組みを持っていまして、これが非常にユニークなんですね。

自ら「チャレンジャー」となって寄付を募る

 下記の図をご覧いただければ分かり易いと思うのですが、ジャスト・ギビングの寄付の仕組みは、いわゆるユニセフのような募金組織が寄付を集めるのとは随分違うんです。

画像のクリックで拡大表示

 例えば、誰かが寄付をしようと立ち上がるとします。すると、今までならユニセフなりに募金をするしかなかったのですが、ジャスト・ギビングの場合は、その人自身がお金を集めることができるんです。

 具体的には、その人は自ら「チャレンジャー」となって、何かにチャレンジをします。そして、そのチャレンジに対して寄付を募ります。友人や知人を巻き込んでいくわけです。

画像のクリックで拡大表示

 チャレンジャーに寄付をする人を「サポーター」と呼んでいますが、サポーターから預かったお金は、ジャスト・ギビングを通じて、様々なNPOに寄付されます。もちろん、すべてはインターネット上で手続きが完了します。

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「箱根駅伝、プロ野球、天皇杯、みーんなチャリティ!」の著者

蛯谷敏

蛯谷敏(えびたに・さとし)

日経ビジネス記者

日経コミュニケーション編集を経て、2006年から日経ビジネス記者。2012年9月から2014年3月まで日経ビジネスDigital編集長。2014年4月よりロンドン支局長。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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