• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

留年するなら留学も

2010年4月21日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 サウスパシフィックフリーバード(東京都新宿区)は一風変わった語学留学仲介事業を展開している。

 英語を学ぶために留学するとすれば、渡航先としてどこを思い浮かべるだろう。英語発祥の地である英国か、あるいは米国か。ところが同社が提供する留学コースの渡航先は、南太平洋の群島国家・フィジー。人口およそ82万人、平均気温は年間を通じて23~28度と過ごしやすい。この国、旧英国領の歴史を持ち、英語を公用語としているため「英語を習得するための留学」が可能というわけだ。

 フィジーを留学先に選ぶ最大の利点は安さだ。月曜日から金曜日まで週25時間の授業料、入学金、4人部屋の寮の宿泊費など諸々含めて12週間で20万 1000円。学生寮が1人部屋の個室でも36万4000円。欧米と比べて物価が圧倒的に安く、費用を抑えられる。

 日本から海外への留学生の数は減少傾向にある。ところが同社サービスの2009年度の成約者数はおよそ1400人。2004年に創業してから年々増加し、累計6000人を超えた。同社だけではない。非・欧米への留学がこのところ人気を集めている。「留学市場停滞」の中、なぜなのか。

学校内は母国語の使用が禁じられている。度重なる違反者には退校処分も(写真:川村 健)

 答えの1つが「就職浪人留年」組の存在だ。

 未曾有の就職難時代を迎え、大学卒業生の中で、「新卒」ブランドを維持するためにあえて卒業を避ける「就職浪人」のための留年組が増えている。せっかくのモラトリアム延長。語学や資格習得に精を出して就職市場における自分の「価値」を高めたいと思うものの、そこは留年中の学生の身分で先立つものはない。また、時間があるとはいえ、次なる就職活動期までの時間は1年間にも満たない。

 そこに「格安」・「短期」の語学留学という市場が新たに生まれ、「非・欧米」への留学プログラムがその受け皿になっているわけだ。

コメント0

「時事深層」のバックナンバー

一覧

「留年するなら留学も」の著者

池田 信太朗

池田 信太朗(いけだ・しんたろう)

日経ビジネスオンライン編集長

2000年に日経BP入社。2006年から『日経ビジネス』記者として、主に流通業界の取材に当たる。2012年『日経ビジネスDigital』のサービスを立ち上げて初代編集長、2012年9月から香港支局特派員、2015年1月から現職

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック