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分解で見えた「こだわり」

iPad(米アップル)

  • 瀧本 大輔

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2010年4月28日(水)

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米アップルが満を持して世界市場に投入する「iPad(アイパッド)」。洗練されたデザインだけでなく、内部設計もこだわりに満ちている。見え隠れするのはスティーブ・ジョブズCEO(最高経営責任者)の哲学だ。

 米国で4月3日に発売された米アップルの新型情報端末「iPad(アイパッド)」。スティーブ・ジョブズCEO(最高経営責任者)の肝いりプロジェクトとされ、米国では発売初日で30万台を販売したほどの人気を博している。品薄が続き、日本での発売が5月下旬に延期されたほどだ。

 外観にネジ1つない洗練されたデザインと、画面に指で触れて動かす操作性の高さは、同社の携帯電話「iPhone(アイフォーン)」譲りだ。そこに新たに電子書籍の配信システムを組み合わせることで、アップルは読書体験そのものを大きく変えようとしている。

 iPadの発売から5日後、iPhone用の新型OS(基本ソフト)の発表会に臨んだジョブズCEOは、こう自画自賛する。「コンピューティングのあり方を変えるとの素晴らしい評価を受け、既に多くの人々に愛されている」。

 その言葉はどこまで本当か。国内販売より一足早くiPadを入手し、実際に触れ、さらにハードを分解してみた。

見た目は「大きなiPhone」

 一見すると、iPadは大きなiPhoneのようだ。大きさはA4判サイズより一回り小さい程度。本体正面の大半を液晶ディスプレーが占め、下に丸いボタンが1つだけある。本体はアルミ製で、背面中央に大きな黒いアップルマークがある。そこから四方に向かって緩やかにカーブし、薄くなっていく。

 このデザインのせいか、手にするとカタログ上の厚さ約1.3cmよりずっと薄く感じる。しかも、ひんやりとしたアルミの感触が伝わってくる。デザインにこだわるジョブズCEOらしい作りだ。見た目の薄さとは対照的に、重量は小型ノートパソコンより軽いとはいえ680g(Wi-Fiモデル)ある。手にするとずっしりとした質感に驚かされる。

 内部構造は、どれだけ複雑なのか。日経BP社発行の技術専門誌「日経エレクトロニクス」の協力を得て、第一線の技術者に分解・分析してもらった。

 本体とガラスパネルの隙間にマイナスドライバーを差し込み、10分ほどかけてこじ開けると、内部は黒一色の世界が広がっていた。CPU(中央演算処理装置)やフラッシュメモリーが搭載されたメーン基板やバッテリーなど、主要部品は黒い樹脂カバーで覆われている。「まるでハードウエアを隠しているかのようだ」と、技術者の1人は驚きを隠さない。

 本体内部を構成する部品は大きく分けて4つある。液晶パネル、バッテリー、メーン基板、そして外部接続端子と一体のスピーカー部だ。重量があるのは183gあるガラスパネルと、153gの液晶パネル。合計すると、表示部だけで本体重量の半分を占める。

iPadの内部構造
9.7インチの液晶ディスプレーの裏側には、大きなバッテリーとは対照的に小さな電子回路基板が配置されている。樹脂カバーや基板の色が黒一色で統一されるなど、随所にこだわりを感じさせる設計になっている (内部写真:中村 宏)
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