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政権党と政府はそもそも異なる

  • 後藤 啓二

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2010年5月19日(水)

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民主党の小沢一郎幹事長が、政治資金規正法違反について再度、事情聴取を受け、刑事処分が再び注目を集めている。こうした混とんとした状況の中で、前回まで、民主党政権下での官僚の役割について、考察を続けてきた。最終回に当たる今回は、以前の自民党政権の功罪などを見ていく。

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花子 後藤先生、前回、検察と政府民主党の力関係についてお話を伺いましたけど、この点、自民党が我が世の春を謳歌していた時代はどうだったんですか? さっきの話では、自民党の政治家に対する捜査や逮捕はあって、自民党内から、その政治家へ対する批判はあったということですけど、捜査する側への反発はなかったんですか?

後藤 少なくとも今の民主党の議員のように「国民が選んだ自民党と官僚機構の戦いだ」とは言いませんでしたね。

太郎 だからって、自民党は民主党と比べて素晴らしい政権与党だったんですかね。安定多数の時期が長かったし。

花子 そうよね。自民党も、数を力に、きれいなことばっかりをしてきた訳じゃないと思います。

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後藤 それはおそらくそのとおりですね。私も昨年夏の政権交代は、起こるべくして起きたものだと思っています。この20年ぐらいですかね、国力が衰退してきた時に政権党としてやるべきことを、昨今の自民党はあまりやらないでいてしまったのです。でも、やらなかったから、やってはいけないこともあまりやりませんでした。

花子 えー、地元に高速道路作ったり、新しい新幹線を引っ張ったりしてたじゃないですかあ。私は騙されませんよっ!

太郎 そう。自分も騙されません。

後藤 それは、そのとおりですね。たしかに地元への利益誘導は目に余るものがありました。しかし、こういう見方もできます。自分に1票を投じない人も含めた地元へ、利益を誘導していた。ところが民主党がやろうとしているのは、民主党を支持してくれるところに厚く、そうでないところに厳しく、という政治ではないでしょうか。

花子 後藤先生がそう思うのは、どういった理由でですか。

後藤 例えば、自民党の支持母体が事業主体である土地改良事業の予算を一挙に6割以上削減しています。

太郎 それは無駄だからじゃないですか?

後藤 そうであればいいんですけどね。
また、自民党を支持していた日本医師会の役員を、中央社会保障医療協議会という厚生労働省の委員会のメンバーから外してもいます。支持者なのかそうでないのかを、明確に区別しようとしているように見えませんか?

花子 そう言われるとそうかもしれませんが、地元への利益誘導も、支持者への利益誘導も、どっちもどっちじゃないかと。

太郎 そうですよ。どっちにしたって若者には利益は誘導されてないし。

後藤 本当ですか? 何か恩恵を受けていませんか?

太郎 そう言われると自信がない。

花子 感じていないだけかも知れません。

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