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地下開発を高速・効率化

シールドマシン(大林組、鹿島、大成建設、ハザマ、清水建設)

2010年5月24日(月)

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都市部の地下開発を支えているのが、地中を掘り進むシールドマシンだ。巨大なモグラのように、高速道や地下鉄、地下河川などを構築する。より高速に長距離を掘削できる新工法が開発され、地下に都市を拡張している。

 倉庫や物流拠点が立ち並ぶ東京・大井町。その地中を掘削しているのが、プロペラ形ドリルを先頭に、全体が筒の形をしたシールドマシンだ。大林組が開発したもので、内部は潜水艦の艦内のようにパイプや鉄柱がむき出しになっている。

 操縦士の男性がパネルを操作すると、直径13mの巨大なプロペラ形ドリルが、うなるような音を立て、ゆっくりと回り始めた。操縦室を含め、乗り物全体がやや前方に傾き、地下に潜行していることを物語る。

地中を掘るシールドマシン
巨大なカッターがゆっくりと回転し、地中を掘り進む。その直径は最大のもので15m。地上5階建てのビルに相当する。1~2m掘り進んだら側壁を取りつけ、再び前進する。地下鉄、地下高速道路、地下河川など、都市の地下開発を支える(写真:陶山 勉)
画像のクリックで拡大表示

 地上を出発したのは今年3月1日。現在、日夜を問わずシフト制で約10人が乗り込んでいる。目指すは地上から浅い角度で、550m掘り進んだ場所だ。そこで折り返し、行きに通ったルートのすぐ隣を掘り進めながら地上に戻ってくる。

 往復で13カ月の工程で造るのが、2本のトンネル。1つのトンネルには片道2車線の道路が走る。2つのトンネルは、現在、地中に整備を進めている首都高速道路「中央環状品川線」(2013年度開通予定)と、地上を走る首都高湾岸線及び羽田線が交差する大井ジャンクションを結ぶ。

常識を覆し、工期を1年短縮

 現在、都内の地下などでは、このようにシールドマシンがあちらこちらでモグラのように道路や鉄道、地下河川を掘り進めている。製造コストは1台当たり数億円で、1本のトンネルを完成させたら、役目を終えて解体される。

 建設会社各社は「直角に曲がるトンネル」「二またに分岐するトンネル」など、トンネルの形に合わせて様々なシールドマシンを開発している。そのサイズは最も大きいもので直径15mになり、また掘削速度で最速のマシンは、1カ月で600mに達する。

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「地下開発を高速・効率化」の著者

吉野 次郎

吉野 次郎(よしの・じろう)

日本経済新聞社記者

1996年、日経BPに入社。2007年から日経ビジネス編集部で電機業界や自動車業界、企業の不祥事を担当。2015年4月から日本経済新聞社電子編集部に出向中。産業、経済事件を中心に取材・執筆する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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