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私の仕事と生活をこんなに変えたiPad

ツイッターのジャック・ドーシー氏から孫と遊ぶ68歳女性まで米国での活用術を徹底レポート!

2010年5月28日(金)

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 「iPod(アイポッド)をちょっと大きくしたようなもの」

 米アップルのタブレット機「iPad(アイパッド)は、そんな風に説明されることが多い。
 だが、ちょっと大きくしただけでこんなに変わるのかと思わせるのが、実際のユーザーたちのiPad利用方法である。日本に先んじること約2カ月。発売されてから米国のユーザーはどうiPadを使ってきたのか。テクノロジーのプロから、リタイアした女性まで、熱心なユーザーを訪ねた。

 「1週間で決めました。もうラップトップはいらない、と。使い始めたらすぐにやみつきになりましたから」

 こう語るのは、ツイッターの共同創設者兼会長で、現在は別のスタートアップで CEO(最高経営責任者)を務めるジャック・ドーシー氏だ。サンフランシスコ市内のがらんとしたオフィス内を歩く時も、iPadをいつも手にしているほどの一心同体ぶり。買ったのは、第3世代(3G)携帯通信機能 付きの64GBモデルである。

今やっている仕事に集中できるようになった

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 ドーシー氏は、iPadの利点を次のように挙げる。
 ポータブルで持ち歩けること。それでいてバッテリーの持ちを犠牲にしなかったこと。そして何よりも大きいのが、空港のセキュリティーでiPadを鞄から取り出す必要がないことだ。

 空港のセキュリティー上、コンピューターは鞄から取り出してトレイに出すことが義務づけられているが、iPadや電子書籍端末はこの対象外。サンフランシスコとニューヨークの東西二都市を拠点にし、毎週1回は往復するドーシー氏にとって、鞄からいちいち出さなくて済むということは、時間と手間の大きな節約になるのだ。

 同氏のiPadは、すでに電子メール、種々のドキュメント、スケジュール、音楽などでフル稼働状態だ。キーボード付きのドックを利用して作業する。二都市間を移動する5時間あまりの飛行機の中でも、このスタイルで仕事する。もうコンピューターに向かうのは、ハードにプログラミングする時でしかないと言う。

 しばらく使って気がついたこともある。それは、iPadで仕事をすると集中できるということだ。

 コンピューターならば、広いスクリーンにいくつものアプリケーションのウィンドウが開いている。ドキュメントを作成していても、メールが気になってそちらへ移ってしまったり、そこからまた別の作業に移行してしまったりして、あれこれ手が広がり、結果的に注意散漫になってしまう。

 ところがiPadでは、小さなスクリーンいっぱいに「今やっている作業」しか見えない。ともかくこれを片付けようという気になる。「おかげで気が散るのをうまく抑えて、自分の仕事をオーガナイズできるようになりました」

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 アップルは、今夏発表するiPhone(アイフォーン) OS 4.0でマルチタスク機能を搭載することになっているが、ドーシー氏はアプリケーションの切り替えは、今でもまったく気にならないほど素早いと語る。

 タッチスクリーン機能もいい。「ソフトウエアの仕事というのは触感がない。ところが、タッチスクリーンだと、スクリーン上でデータをタッチしたりつかんだりすることができます。表計算ソフトでも、数字にズームインできる。その中にすっかり入り込んだ気分になります」とドーシー氏は言う。

 よく使うのは、「ノート」。いろいろメモを取り、後でそれが検索できるのが便利だ。データはすべて、自宅のコンピューターにシンクロしている。アップルのオンラインサービス「MobileMe(モバイルミー)」にも登録しているが、頻繁に利用するのはグーグル・アカウントだ。

コメント6件コメント/レビュー

今ipadで記事を読んでいます。ipadにエバーノートを導入してみる数時間以前には、この機械はyoutubeの音楽ビデオ再生機でしかないと考えていました。ところが導入後の今、これはオモチャではなく自分の身の一部、能力の不足を補う大事な補助器具で有ると確信しました。近視にとっての眼鏡、老人の入れ歯、外を歩くに当たっての靴。たわいの無い物だけれど、無いと重大な問題が起きる器具、ipadが無いと多分、私はもう仕事ができないでしょう。他の人はいったいどんな活用法を見つけたのか是非是非知りたいと思います。これは人類史に残る革命だと確信します。是が非でも特集を組んです下さい。「ipad利用法」(2010/06/07)

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「私の仕事と生活をこんなに変えたiPad」の著者

瀧口 範子

瀧口 範子(たきぐち・のりこ)

ジャーナリスト

シリコンバレー在住。テクノロジー、ビジネス、社会、文化、時事問題、建築、デザインなどを幅広く日本のメディアに寄稿。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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今ipadで記事を読んでいます。ipadにエバーノートを導入してみる数時間以前には、この機械はyoutubeの音楽ビデオ再生機でしかないと考えていました。ところが導入後の今、これはオモチャではなく自分の身の一部、能力の不足を補う大事な補助器具で有ると確信しました。近視にとっての眼鏡、老人の入れ歯、外を歩くに当たっての靴。たわいの無い物だけれど、無いと重大な問題が起きる器具、ipadが無いと多分、私はもう仕事ができないでしょう。他の人はいったいどんな活用法を見つけたのか是非是非知りたいと思います。これは人類史に残る革命だと確信します。是が非でも特集を組んです下さい。「ipad利用法」(2010/06/07)

iPadは確かに革命的なデバイスですが、日本のメディアは持ち上げすぎですね。他人事として報道していればそれですむメディアは気楽なものです。外から与えられるものに満足する、というのは技術立国を自称する国家のあり方としてありえないでしょう。アプリを作っているITベンチャーらが、自分たちでこういったデバイスを作ってやる、という気概が無いことが日本の問題では。(2010/06/02)

ネットブックの時もこんな記事を読んだなあという印象。広いデスクでキーボードを繋いでまで、小さい画面で作業している写真は正直シュールです。スペックに乏しいため、利用の用途が限られるということは浮気が少なくなるので、特にWebサービス提供者には市場として魅力的な端末でしょうね。(2010/05/31)

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三品 和広 神戸大学教授