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欧州発! ビジネス最前線 “iチューンズ殺し”の衝撃

2010年6月8日(火)

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サービス開始1年半で利用者800万人に達した、北欧生まれのストリーミング型音楽配信。スマートフォンにも対応し、米アップルの「iチューンズ」を脅かす存在として注目される。音楽を「所有」せずクラウドで「共有」する発想は、デジタル著作権のあり方も問う。

 もはやCDから音楽をパソコンに取り込む必要もなければ、インターネットからダウンロードする必要もない。一度使うと、米アップルの「iPod」や音楽配信サービス「iTunes」さえ、古臭く感じる。“iTunes Killer(iチューンズ殺し)”。欧米メディアがこう書き立てる音楽配信サービスが欧州で急拡大している。

Spotifyの概要と創業者の2人
スウェーデン発のサービスでアップルを追撃する

 サービスを展開するのは、英ロンドンに本社を置くスポティファイ(Spotify)だ。複数のインターネット企業の経営に携わってきたダニエル・エク氏とマーチン・ローレンツォン氏が2006年にスウェーデンで創業。開発センターは今もストックホルムにある。2008年10月にサービスを開始し、利用者は現在800万人に達している。

 サービス地域は現在、スウェーデン、英国、フランスなど欧州7カ国に限定されているが、近々、米国でもサービスを開始すると噂されている。

 iチューンズは、「iPhone」や「iPad」の人気に加え、音楽のみならず映画や電子書籍まで販売し、今も圧倒的な強さを誇る。それでもスポティファイがiチューンズ殺しと言われるのは、iチューンのビジネスモデルを根本から揺るがす可能性を秘めているからだ。

クラウドから音楽を流す

 iチューンズが成功した理由は、主に2つある。1つは、携帯音楽プレーヤーの利用者には煩わしかった、楽曲をパソコンにコピーして管理する手間を、優れたソフトウエアで容易にしたこと。もう1つは、不正コピーが氾濫していたネットに、合法的な音楽配信の基盤を提供したことだ。ダウンロードした楽曲のコピー回数を制限するなどの著作権管理技術を導入し、多くのレコード会社がiチューンズへの楽曲提供に応じた。

 一方、スポティファイでもパソコンにインストールするソフトウエアの使い勝手は、iチューンズによく似て使いやすい。楽曲を管理する「ライブラリー」や、気に入った曲を登録する「プレーリスト」など、iチューンズに慣れた人ならすぐに使いこなせる。

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「欧州発! ビジネス最前線 “iチューンズ殺し”の衝撃」の著者

大竹 剛

大竹 剛(おおたけ・つよし)

日経ビジネス記者

2008年9月から2014年3月までロンドン支局特派員。2014年4月から東京に戻り、流通・サービス業を中心に取材中

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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