• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

製薬再編、カギは「未充足」

  • 瀧本 大輔

バックナンバー

2010年6月11日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

主力製品の特許切れが相次ぐ「2010年問題」に揺れる製薬業界。構造転換のカギは「未充足の医療ニーズ」への対応だ。各社の取り組みが新たな再編の呼び水になる可能性がある。

 製薬業界が直面している構造変化の波の大きさを象徴する人事だった。

 第一三共は5月12日、6月28日付で、中山譲治・副社長執行役員が次期社長に昇格する人事を発表した。中山副社長は、製薬業界では“異色”の経歴の持ち主だ。サントリーで飲料などを手がけ、後に医薬品部門の責任者に就任。旧第一製薬の子会社である第一サントリーファーマ(現・アスビオファーマ)の社長を務め、2007年に第一三共の執行役員に就任した。

 買収の憂き目に遭った会社の出身で、しかも純粋な製薬畑ではない。従来の常識では社長抜擢は極めて異例だ。背景には、主力製品の特許が相次いで切れる「2010年問題」という、業界が直面する難題が見え隠れする。

 会見に臨んだ中山副社長は事業戦略についてこう語る。「今後、年間売上高が1000億円を超えるブロックバスター(大型の新薬)が数多く出てくるとは思わない。新薬メーカーとして進化を遂げ、“アンメットニーズ”の充足に進み、医療サービス全体を考えて、シナジーのある多角化を進める」。

 中山副社長が語った「アンメットニーズ」という聞き慣れない言葉。これこそが第一三共だけでなく、業界全体にとって重要なキーワードだ。

 正確には「アンメット・メディカル・ニーズ(未充足の医療ニーズ)」。有効な治療方法が確立されていない疾病に、従来の医薬品の枠にとどまらない方法で対処することを指す。ガンなど死亡率が高い病気を治療・抑制する医薬品に加え、バイオ医薬や再生医療といった新分野も含まれる。

コメント0

「時事深層」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

短期保有者のいいようにさせたら、中長期で保有したいと考えている株主はどうなるのか。

貝沼 由久 ミネベアミツミ社長