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第4回 “3+1(さんプラスわん)=∞” 人生の可能性は無限大

個人の座標軸で生きるためのヒント

2010年6月8日(火)

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 このコラムも、おかげさまで何とか4回目を迎えた。やり始めてみると、書いてみたい話が沢山でてきて、前回は思いっきり社会の構造変化についてページを割いてみた。時代背景を理解することは、これから起きることをさらに具体的にイメージするのに有効なのではないか思って書いてみたのだが、話が固くて長かったし、社会全体レベルでの話に終始したので、多少混乱した読者もいたのではないかとも思う(それでも読んで下さった方、ありがとうございます)。だが、当コラムのメッセージは一貫して、「社会の評価軸ではなく、個人の座標軸で人生を設計してみよう」というシンプルなことなので、今回は過去3回を踏まえて一度「まとめ」つつ、私なりに実現にむけてのヒントの提供を試みてみたい。

小さくてもいいから自分の船をもってみる

 第2回で書いた“And”人生論、すなわち「人生でやりたいことは全部やってみる、という気持ちで生きてみよう」という話は、「やみくもに、その時やりたいことをやればいいじゃん」という話ではもちろんない。まず、自分がどういう価値基準で自分の幸せを定義するか、という視点で「自分の評価軸」をもち、その評価軸にそって、自分のやりたいことにエネルギーを配分しながら生きていく、ということを言っている。その結果表出する自分の姿(生き方)が、仮に「社会の評価軸」にぴったり当てはまっていなくても心配はいらない。社会の評価軸が一本化されている時代がもはや終焉を迎えていることは、前回述べた通りである。

 社会の評価軸で生きているというのは、例えて言えば、堅牢巨大な大型船にみんなで乗って航海しているようなものだ、と思う。どういう進路をとっているかを乗組員一人ひとりは具体的には理解していないが、とりあえず船の中での与えられた役割をこなしていれば、食事もでるしお風呂にも入れて安心して暮らせる。だが、一度その船が行き先を誤る、あるいは舵とりに失敗したら最後、そこがどこだかわからない大海原に全員で放り出されることになる。昔は、どこの海にもいくつも豪華な巨大船が走っていた。だが環境が激変している今、これまで使っていた海図は意味をなさなくなり、痛むはずのない船体も急速に痛み始めている。この変化の中を生き残るために、船長によっては、他国のさらに大きな船に乗り換える判断をするものもあれば、自国の同じような船と連携して助け合って進む道を選択するものもある。船員や機材を減らして走ろうとするものもあれば、思い切って船であることをやめて、飛行機に組み立てなおして再出発するものもある。運よくどこかで燃料や食糧を調達することができて、航海を続けているラッキーな船がいたとしても、現状のまま霧の中を模索しながら走り続けたら、最後どういう結末で終わるのかはわからない。そんな風景が今のマクロな社会環境だ。

 一方、個人の座標軸で生きるというのは、行き先と装備を決めて、風と気候と方角を読みながら、自分で小型船を操縦しているイメージだ。船のサイズも装飾も自分次第。何をどれくらい積んで、どういう生活レベルを船の中で維持するかも自分で決める。そして、自分の行きたい場所に向かって出港する。当然気候が荒れればしんどいし、トラブルが起これば大変なことも多いが、他に走っている小型船同士で協力しあって乗り切ることが出来るし、自分の持っている操舵能力が高ければ、一時的に大型船にその能力を買ってもらって、自分の船を休ませ蓄えを作ることもできる。もっと言うなら、自分の船を走らせやすい場所までは大型船にのっていき、適度なところで降りるという手もあるし、自分の欲しい能力を高めるために、しばらく自分の行きたい方角に向かって走っている大型船を転々とし続ける、という方法もある。いずれにしてもポイントは「自分自身の目的地がある」「操舵能力をもっている」そして、「最後は自分の船がある」ということだろう。

個人の座標軸を考える時の“3+1”

 読者の中には、今の時点ですでに小型船の船長をやっている人もいれば、大型船にずっと乗ってきた人もいるだろう。後者の中には、そろそろ今の船がやばいから乗り換えようかと思う人、かねてから仕込んできた自分の船にそろそろ乗って走り始めようかと思っている人、さらには、本当は今のままではいやだけど、自分には他の選択肢ないからなぁ・・と途方にくれている人もいるのだと思う。

 そこで今回、個人の座標軸で人生を設計する上でのヒントとしてお話したいのが、“3+1(さんプラスわん)”だ。私が自分の人生を思考する時に必ずたどる3つと、それを駆動する1つ、のことで、それは何かと言うと・・

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「第4回 “3+1(さんプラスわん)=∞” 人生の可能性は無限大」の著者

柴沼 俊一

柴沼 俊一(しばぬま・しゅんいち)

日本銀行、マッキンゼー&カンパニー、ファンド投資先経営を経て、2009年1月からシグマクシスに入社。パートナー(役員)として、戦略コンサル、M&Aアドバイザリー、事業開発など、新サービスを開発・提供

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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