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光の技で白い肌に

アザを隠す化粧(資生堂)

  • 加藤 修平

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2010年6月11日(金)

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顔や手などにできた「アザ」。それほど目立たなくても、気になる人は多い。資生堂はアザを光の力で「消す」ファンデーションを開発した。化粧は人を外向的にするとの研究も。高齢者を支える技術としても注目されてきた。

 顔や手などにできたアザ。人と会ったり写真に撮られたりする時には、女性ならずとも男性でも気になってしまう。資生堂は、こうしたアザを隠すファンデーション、「パーフェクトカバー」を開発した。

 一般的なファンデーションは肌に塗ることで、肌の毛穴を隠したり、潤いを保ったりする。いわば「肌をきれいにする」ために使う化粧品だ。これに対しパーフェクトカバーは同じファンデーションでも、アザを見えなくするために作られている。

赤いアザは緑の光で消す

 通常のファンデーションとは使う目的が違うだけに、パーフェクトカバーは独特の機能を持っている。それを端的に表すのが、塗り方。通常のファンデーションの場合、シミやアザなど濃い色の部分を目立たなくするには、塗りを厚くする必要が出てくる。

 だがパーフェクトカバーは薄く塗るだけでいい。その理由は、パーフェクトカバーの場合、肌の上に塗ると特定の光のみしか通らないため。その光によって、アザの色を隠すのだ。

 この原理は太陽と虹を考えると分かりやすい。光が7色に分かれて見えるのが虹。では太陽は何色かと考えると、一番近いのは「白」だ。つまり光は分かれれば青や赤、黄色に見えるが、集まると白に近くなる。これが「補色」と言われる作用だ。

 パーフェクトカバーはこの補色を利用している。例えば赤いアザに使う「PS」というファンデーションは、光のうち赤の補色である緑の光だけを通す。この緑色が肌に入るとアザの赤色が白色になり、人の目には肌の持つ肌色だけが見える。「太田母斑」と呼ばれる青アザの場合は、青の補色である黄だけが通るファンデーションにして、光の力で青色を消してしまう。

肌に届く光をコントロールする
アザは肌の表面のうち、「真皮」と呼ばれる部分にある。赤アザの場合、これに緑色の光を当てると光の「補色」が起こり、アザが白く見える。ファンデーションに含まれるパール剤の成分である二酸化チタンの働きで、特定の色の光が皮膚に入り込む
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