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会議の必需品でオフも楽しむ

  • 伊藤 正倫

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2010年7月2日(金)

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 ソニーの携帯用録音機「デンスケ」をご存じだろうか。1970年代、蒸気機関車の走行音や野鳥の鳴き声などを録音する“生録”ブームを支えたヒット商品だった。この生録を、CD並みかそれ以上の高音質で楽しめるデジタル機器として人気を集めているのが、リニアPCM(パルス符号変調)レコーダーだ。

 会議でのやり取りを録音するICレコーダーの一種だ。音声をデジタルデータに変換する際、通常のICレコーダーのように圧縮せず、音質の劣化を抑えて録音できるリニアPCM方式を採用する。ここ数年、家電量販店などの店頭で目立つようになってきた。

メモリーの大容量化で各社投入

オリンパスはリニアPCMレコーダーに高性能のアンプ回路を搭載し、録音時のノイズを抑える

 技術的にはそう難しい商品ではなかったが、「通常のICレコーダーの10倍以上のメモリー容量が必要で、商品化は現実的ではなかった」(オリンパスイメージング・オーディオ事業推進部の喜田哲生課長)という。

 だが、フラッシュメモリーなどの大容量化・低価格化が急速に進んだことで環境が整い、メーカー各社が相次ぎ商品化を決めた。電子情報技術産業協会(JEITA)によると、今年1~4月のICレコーダーの国内出荷台数は41万台と前年同期から9%伸びた。リニアPCM対応機が台数を底上げしている面が大きいようだ。

 店頭での価格帯は1万5000円から3万円台が多く、通常のICレコーダーと比べると高め。手のひらに収まる機種が多いとはいえ、本体も大きめだ。

 その理由の1つが電力消費量。リニアPCMでは圧縮処理が不要な半面、人の耳では聞き取りづらい帯域まで幅広く録音するため、データ処理量が増える。オリンパスでは通常のICレコーダーが単4形電池を使うのに対し、高性能のリニアPCMレコーダーでは一回り大きい単3形が必要となる。外向きに配置したマイクも、より高感度で大きいものを搭載する。

 主な購入層はデンスケ世代でもある中高年だ。電車や野鳥マニアのほか、バンドなどで楽器演奏を楽しむ音楽ファンも多い。オリンパスの喜田氏は「ゲームクリエーターが音のサンプリングに使うなど、当初は想定していなかった需要もある」と話す。

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