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5%のインド産、鋼材上げる

  • 加藤 修平

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2010年6月29日(火)

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鋼材価格の大幅な値上げで鉄鋼と自動車の大手が合意した。背景には、鉄鉱石を奪い合う新興国市場の旺盛な需要がある。成長の糧である新興国が、原料では日本企業に負担を強いる。

 6月18日の鉄鉱石価格は1トン当たり143.86ドル。前日に比べて0.85ドルの値上がりーー。

 日本の高炉大手で働く原料担当者が、固唾をのみながら見るホームページがある。英誌「メタルブリテン」が更新する、鉄鉱石のスポット価格だ。

 そして6月中旬、新日本製鉄などの鉄鋼メーカーが、自動車メーカーと鋼材の値上げに合意した模様だ。長く1年ごとだった値決めを半年ごとに改め、2010年4~9月期は1トン当たり2万円弱の値上げとした。市中で取引される熱延コイルの価格が同7万円台後半で推移していることを考えると、大きな値上げであることは間違いない。

不透明なスポット価格

 自動車価格への実質的な上乗せといった形で消費者にものしかかる鋼材値上げの引き金を引いたのは海外の資源メジャーだ。基準として示したのが冒頭のスポット価格だが、日本勢にとっては割り切れない部分も少なくない。

 このスポット価格は、中国企業が買うインド産鉄鉱石が中心とされている。しかしインド産鉄鉱石というのは本来、世界の鉄鉱石市場では競争力の低い、マイナーとも言える存在だ。

 それを示すのが下のグラフだ。世界の鉄鉱石生産は中国が1位で、インドは4位。鉄鉱石を海外から輸入する日本への供給シェアは半分以上がオーストラリア産で、インド産は生産シェアと比べて半分以下の5%に過ぎない。

鉄鉱石生産の世界シェア(2008年)・日本の鉄鉱石輸入シェア(2008年)

 理由は鉄鉱石に含まれる鉄分の量に大きな違いがあるからだ。最も多いブラジル産は65~66%もあり、豪州産は62%程度。インド産は50%台のものもあるという。30%台すらある中国産は競争力がなく、自国消費されるため輸出市場にはほとんど出てこない。

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