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百貨店人材に「モテ期」到来

  • 小平 和良,白壁 達久

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2010年7月23日(金)

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百貨店の従業員に今、熱い視線が注がれている。早期退職への応募者をネット通販企業や中国小売業が狙う。成長する業種や国へ。流通業でも人材大移動が起き始めた。

 「うちの会社に来ませんか。通訳と車をつけますよ」

 三越伊勢丹ホールディングス傘下の三越では、最近になってこんな誘いを受ける社員が増えている。持ちかけてくるのは中国の流通業関係者だ。

 三越幹部は打ち明ける。「特に食品部門の人気が高いようだ」。

百貨店の食品売り場
百貨店の食品売り場は中国人観光客にも人気が高い

 日本の百貨店の特色の1つである「デパ地下」は日本を訪れる中国人観光客にも人気が高い。日本人のマネジャーが作った本格的なデパ地下を集客の目玉にしたい。そんな中国企業の思惑が見える。

 薄日が差してきたとはいえ、日本国内の百貨店を取り巻く環境は相変わらずだ。売上高が前年同月を上回る月が出てきたが、本格回復というには遠い。暴風雨が小雨に変わったというのがせいぜいだ。

 一部の百貨店は今年春まで続いた売上高の激減を受けて、早期退職者を募った。冒頭に登場した三越では昨年末から今年初めにかけて、従業員の2割強に当たる約1600人が会社を去った。そのほかにも近鉄百貨店や松屋、井筒屋などが今年に入り、早期退職を実施している。

ネット通販ではバイヤーが人気

 国内では長期低落傾向にある百貨店だが、中国人観光客にはデパ地下に限らず人気が高い。日本旅行のお土産に百貨店で化粧品などをまとめ買いする光景はすっかりおなじみのものとなった。日本の百貨店の品揃えと丁寧な接客などのサービスは、今でも憧れの対象だ。

 7月からは中国人観光客に対するビザの発給条件が緩和された。日本を訪れる人がさらに増えるのは確実で、日本の百貨店のサービスに接する人も多くなる。

 中国の経済成長が続き、中流層が拡大してくれば、中国国内でも日本式の売り場と接客を兼ね備えた百貨店へのニーズは高まってくるだろう。中国国内の環境変化を受けた中国の流通業が、日本の百貨店で「余剰」となった人員を狙いに来ているというわけだ。

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