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【隠れた世界企業】太陽電池の実力を測る

英弘精機(東京都渋谷区、計測器の製造・販売)

2010年7月20日(火)

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太陽電池の評価計測器を揃え、同分野の国内シェアは70%に達する。気象庁のアメダス800カ所に、気象観測計を設置したのが飛躍の始まり。米国・アジアで計測器を拡販し、海外売上比率を50%以上に高めていく。

 シャープや京セラ、三洋電機、中国サンテック・パワー、米サンパワー、独Qセルズなど世界の太陽電池トップメーカーが一堂に会する“品評会”が日本で行われている。

 日本で最も日照時間が長い山梨県北杜市に、1.8メガワット(メガは100万)もの太陽電池を敷き詰め、26種類もの太陽電池を計測している。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)がNTTファシリティーズに委託して太陽電池の実証試験を進める1コマだ。

 このメガソーラー(大規模太陽光発電所)に、太陽電池評価装置と太陽放射・気象観測システムを導入したのが英弘精機である。日射量や風向風速、気温、湿度のほか太陽電池の発電量や変換効率を1分ごとに計測している。

回転式日照計を持つ英弘精機の長谷川壽一社長。手前は太陽電池向けの日射計 (写真:的野 弘路)

 変換効率とは太陽エネルギーを電気エネルギーに変換する割合を示すもの。通常はメーカーが人工光などを使って変換効率を計測しているものの、実際は長期間にわたって屋外で使われるため、メーカー発表値と使用時の変換効率に差が出る場合がある。

 英弘精機の長谷川壽一社長は言う。「人工光は一定だが、自然光は四方八方から光が当たるので発電効率の違いが生じる」。北杜市の実証試験では、より使用実態に近い条件で太陽電池を評価して、真の実力を明らかにすることが1つの目的だ。

国内シェアは70%

 同社はシャープや京セラ、三洋電機などと太陽電池の黎明期から取引があり、その中で評価装置の性能を高めてきた。1987年には太陽電池の電圧や電流を計測する「I-Vカーブトレーサー」を業界に先駆けて開発した。

 特に太陽電池メーカーの評価が高いのが、2007年に開発した広帯域分光放射計だ。特長の1つは、計測できる波長の範囲が広い点である。従来器は1100ナノメートル(ナノは10億分の1)が上限だったが、同社の分光放射計は1700ナノメートルまで計測できる。

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「【隠れた世界企業】太陽電池の実力を測る」の著者

大西 孝弘

大西 孝弘(おおにし・たかひろ)

日経ビジネス記者

1976年横浜市生まれ。「日経エコロジー」「日経ビジネス」で自動車など製造業、ゴミ、資源、エネルギー関連を取材。2011年から日本経済新聞証券部で化学と通信業界を担当。2016年10月から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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