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中国発! ビジネス最前線 「いたずら」が成功の秘密

2010年7月27日(火)

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ゲームの開発会社で、「サンシャイン牧場」が中日で大ヒット。わずか2年で利用者数は、中国3000万人、日本で500万人超。SNSの課題を避け、新しいコミュニケーション手段を提供した。

 2000万人以上の利用者を抱える日本最大のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の「ミクシィ」。そのミクシィで提供されているゲームの中で圧倒的人気を誇るのが「サンシャイン牧場」だ。登録ユーザー数は6月に500万人を突破。単純に計算すれば、ミクシィ利用者の4人に1人が利用していることになる。

サンシャイン牧場
自分の畑で野菜などを育てるほか友人の畑に虫をまく“いたずら”もゲームの重要な要素となっている

 サンシャイン牧場はユーザーが画面上の畑で種をまき、野菜や果物などを育て、収穫していくシンプルな内容だ。ヒットの秘密はマイミク(ミクシィ内の友人)とのコミュニケーションにある。マイミクの畑に出かけていって、水をあげたり害虫を駆除したりお世話する。逆に相手の収穫物を横取りしたり、害虫をばらまくこともできる。

 友人にちょっかいを出しても友好関係にヒビが入るわけではない。作物に害虫がついてもきちんと駆除すれば収穫量は増える。むしろ友人へのいたずらがゲームを有利に進める手段にもなる。こうした人との関わりを主眼にしたゲームを「ソーシャルゲーム」と呼び、今若い世代の人気を集めている。

「SNSは煩わしい」に着目

 サンシャイン牧場を開発したのは日本企業でも、オンラインゲーム大国の韓国企業でもない。北京市に本社を構える熱酷(ルァクゥ)という中国企業だ。創業者で、CEO(最高経営責任者)の劉勇(リュウヨン)氏は「我々はソーシャルゲームの社会性とゲーム性の両方を熟知しているからこそ成功できた」と胸を張る。

 劉CEOは2003年末にSNSサイト「億友網(イーヨウワン)」を立ち上げ、瞬く間に中国最大規模に育てた人物。2006年にフランス企業に売却したが、ソーシャルゲームが爆発的人気を呼ぶと見越して2007年、熱酷を新たに起業した。ソーシャルゲームが友人同士の新しい交流手段になるとの確信があった。

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「中国発! ビジネス最前線 「いたずら」が成功の秘密」の著者

坂田 亮太郎

坂田 亮太郎(さかた・りょうたろう)

日経ビジネス副編集長

東京工業大学大学院修了後、98年日経BP入社。「日経バイオテク」「日経ビジネス」を経て2009年から中国赴任。北京支局長、上海支局長を経て2014年4月から日経ビジネスに復帰

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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