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天候不順で工場野菜が人気

2010年8月5日(木)

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野菜価格高騰で、工場産野菜の生産量が急増している。店内で生産して消費する「店産店消」の店も出てきた。質と価格を担保する空調や照明の制御技術に注目が集まる。

 今年は野菜にとって受難の年だ。東京・大田市場の7月の第4週の卸値は、ホウレンソウやレタス、トマトが前週より10~20%上昇した。豪雨を伴った梅雨で野菜に多くの水分を含んだところで、猛暑が続いたために葉が傷み、生育不良の作物も増えたためだ。

 高値での消費者離れを懸念した各スーパーは特売値下げセールを実施。ダイエーは22日に全国318店で、キュウリやレタスなど6品目を直近の店頭価格から2~6割下げた。

 今年は春先から天候不順で、その際も野菜が高騰した。農林水産省が4月19~23日に全国470の小売店で野菜の小売価格を調査したところ、葉物野菜は平年に比べ約4割、ネギやキュウリは約2割高かった。例えば、レタスは1kg当たり平年比40%高の553円だった。

昨年比3倍のヒット

 そうした状況が続いた中で注目を集めているのが工場産野菜だ。工場内で人工的に制御された環境で栽培するため、天候などの影響を受けない。従来は露地で作る野菜よりはるかに価格が高かったが、露地野菜が高騰した影響でその差が縮まった。

スプレッドの野菜工場
スプレッドの野菜工場。1袋100円のレタスを生産する(写真:山田 哲也)

 例えば、京都府で葉物野菜の工場を運営しているスプレッドは、今年に入ってから出荷量を大幅に増やしている。生産量は昨年比3倍の1日当たり1万5000株で売上高は3倍になり、スーパーなど取引業者は100社に上った。稲田信二社長は、「天候不順でも品質や価格が安定している面が評価された」と話す。特に、外食産業向けが好調で、質が安定しているため料理の味が変わらない点が好評だという。

 価格面でのコストダウン努力も出荷増を後押しした。スプレッドの場合、2008年の参入当初、レタスの店頭価格は100g当たり298円だったが、それを2009年には158円まで値下げした。今年に入ってからは、1袋60~70gで100円のレタスを発売し、それがヒットしている。

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「天候不順で工場野菜が人気」の著者

大西 孝弘

大西 孝弘(おおにし・たかひろ)

日経ビジネス記者

1976年横浜市生まれ。「日経エコロジー」「日経ビジネス」で自動車など製造業、ゴミ、資源、エネルギー関連を取材。2011年から日本経済新聞証券部で化学と通信業界を担当。2016年10月から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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中村 克己 元ルノー副社長、前カルソニックカンセイ会長