• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

『ニッポンの風景をつくりなおせ』編集日記

その2 高知編

  • 矢吹 有鼓

バックナンバー

2010年8月17日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

オールカラーで見せる風景と人

 『ニッポンの風景をつくりなおせ』にはたくさんの写真が収められている。

 梅原さんのデザインやコンセプトワークの写真はもちろんだが、「梅原真の作品集」らしいところは、「風景」という言葉をしっかりと表現してくれる素晴らしい写真と、梅原さんの仕事をかたちづくるさまざまな人々の素敵な写真が同じくらいたくさん入っているところだ。

原研哉さんが「よくこんな写真が撮れるね」とうなった一枚(本書収録)。日本唯一の飛び地村、和歌山県北山村でのじゃばら収穫。(写真:門田 幹也)

 それらの写真の良さを前面に出すため、本文はオールカラーにした。そこで、編集の作業としてひとつ大きな課題になるのは、色校正用の色見本である。写真の色がきちんと出ているか。実際のモノがある場合は、当然、現物があったほうが色の調整がしやすい。

 色見本という動機とは別に、梅原デザインの商品がどんなものかできるだけ知りたい、食べてみたい、使ってみたいということもあり、近くで買えるものや取り寄せできるものを、徐々に集め始めた。

 きっとこの本の読者も、食べたり、使ったり、行ってみたりしたくなるのではないかと思ったので、そういった人たちにアナウンスできるような情報の一覧もつくって載せようと考えていた。

 いろいろなものを購入した。かつおの藁焼きたたきをはじめ、カキシブ男の石鹸、じゃばら果汁、北条ワイン、黒砂糖、高知アイス、しまんと緑茶、四万十ロイヤルミルクティー……。どんどん羽鳥書店の事務所が梅原デザインであふれてきた。

 そういった準備もしつつ、編集作業を進めていった。使用する写真もたくさんあり、文章の校正をはじめ、レイアウトにともなう文字数の調整や、本文以外の部分を構成したりと、たくさんの作業が押し寄せてきた。

 高知で梅原さんに会うまでに本文のレイアウトや組版を終えなくてはならないし、チェックすべきことをひとつひとつ整理しておかなければならない。出発ぎりぎりまでこうした作業は続いた。

色校正のために買い集めた梅原デザインの一部。すでに食べたり飲んだりして、ここに載っていないものも多い。(写真:羽鳥書店提供)

梅原デザイン事務所へ

 いよいよ高知へ出発する日が来た。2泊3日の出張である。

 出発当日は、たまたま梅原さんも福岡からの出張帰りで高知龍馬空港に降り立つということだったので、わたしは一足先に着いて、空港で梅原さんを待ちかまえ、車で10分ほどのところにある梅原デザイン事務所まで一緒に連れて行ってもらえる予定になっていた。

 空港でお昼ごはんを食べながら、校正刷を開いて、打合せで確認すべきところを拾いあげていく。時おり、シュロの木の向こうの空を見上げる。その間にも、ちょっとずつ緊張していく。

コメント1

「シアワセのものさしの続き」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

高齢者に配るお金はあるが、少子化対策のお金はないと言うのは、おかしいでしょう。

小泉 進次郎 衆院議員