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スーツケース市場に異変

  • 伊藤 正倫

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2010年8月10日(火)

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 お盆が迫り、近く旅行を予定する人も多いだろう。JTBによると今年の夏休みの旅行者数(1泊以上)は国内・海外とも2008年のリーマンショック前の水準を回復する見込みだ。昨年は新型インフルエンザの流行もあって旅行需要が冷え込んだだけに、書き入れ時を迎えた関連業界の期待は高い。

 かばん業界もその1つ。だが、今年はスーツケースなど旅行かばんの売れ筋にちょっとした異変がある。

 昨年までは、合成繊維などを使ったソフトタイプのキャスター付き商品が人気の中心だった。節約志向を背景に、「安近短」の旅行で済ます消費者が増えたことが背景にあった。

 今年はキャスター付きが売れる点は変わらないが、ポリカーボネートなどを使ったハードタイプが主役に躍り出た。東武百貨店池袋店では、3~7月の売上高がキャスター付きソフトタイプが前年同期比で2割以上減った一方、ハードタイプは約6割増の勢いだ。

ハードタイプの軽量化が牽引

エースは軽さやデザイン性を加えて、女性を含む幅広い層に売り込む

 同店シニアバイヤーの中村一隆氏は「ハードタイプの最大の欠点が重量だったが、軽量化が急速に進んだため」と指摘する。これまでハードタイプは、外からの衝撃や雨への耐久性が強く、旅先での安心感につながる一方、持ち運びにくさから敬遠する消費者も少なくなかった。

 軽量ハードタイプの牽引役が、サムソナイト・ジャパンの「コスモライト」。外国人がかばんを持ちながら跳びはねるテレビCMを見かけた人も多いだろう。

 かばん本体に特殊素材の「カーヴ」を採用。汎用樹脂のポリプロピレンを重ね、軽量ながら高い強度を備えることに成功した。気温が氷点下の過酷な環境下でも、衝撃耐性が高い。

 国内勢では、エースの「エキノックスライト」も売れ筋。「キャスターから錠前まであらゆる部品の重量を見直した」(同社)という。重量を従来製品に比べて最大で約2割減らした。

 また、ハンドル近くにキャスターの動きを素早く止められる機能をつけた新商品「スタリア」を投入。軽さ以外の特徴も加えて、他社との違いを出す。

 サンコー鞄は7月に軽量スーツケースの商品群を2年ぶりに一新。かばんのフレームの素材にマグネシウムを採用し、全体の重量を減らした。

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