「時事深層」

MS、2強連合に苦肉の対抗策

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2010年8月9日(月)

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ネット検索で国内2強のヤフーとグーグルが手を組んだ。思いもよらぬ展開にマイクロソフト(MS)は猛反発。公正取引委員会に異議を申し立てたがその行方は?

 国内最大シェアを誇るヤフー日本法人は7月27日、競合する米グーグル製の検索、及び広告配信技術を採用すると発表した。両社の日本国内におけるシェアを足すと9割を超すことから、国内外に波紋が一気に広がった。

 特に強烈な批判を展開しているのは米マイクロソフトだ。それもそのはず、同社は昨年7月29日に米ヤフーと提携を発表。ヤフーに対し、同社の新検索エンジン「Bing」、及び広告配信プラットフォーム「AdCenter」を10年間にわたって提供するこの提携は、今年2月に米司法省と欧州委員会によって承認が下りたばかりだった。

 出遅れた検索市場で巻き返しを図ろうとして第一歩を踏み出した矢先に起きたヤフー日本法人の離反。マイクロソフトのデイブ・ハイナー副社長兼次席法務顧問は7月27日、米国、中国に次いで検索件数が3番目に多い日本で2強が手を組めば、検索市場の競争が失われるとブログ上で猛烈に批判した。一方、ソフトバンクを筆頭株主に据える日本のヤフーは今回の提携でグーグルが9割以上のシェアを握るというのは誤った認識であるとし、従来通り競争関係は続くと主張している。

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著者プロフィール

原 隆(はら・たかし)

日経ビジネス記者。日経BP社入社後は日経パソコンに約7年勤務。その後、日経コミュニケーション、日経ネットマーケティング(現日経デジタルマーケティング)を経て2010年1月よりビジネス編集部に在籍。電機・ITグループ所属、主にインターネット業界担当。趣味は酒と麻雀とピアノ。宮崎県出身、高田馬場在住15年目。「鳥やす」で焼き鳥とビールを飲むのが好き。Twitterアカウントは@haratakashi。飲んだときにしかほとんどつぶやかない



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