• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

1箱に「創意」を込めて

中国発! ビジネス最前線

2010年9月3日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

手作りの雑貨や衣料品を販売する店舗が北京で話題だ。クリエーターに作品を販売する「場」を安価に提供する。現在、店舗数は12。年内に上海や広州にも店舗を広げる。

 狂った果実を意味する「瘋果(ファングオ)」。一風変わった名前の店舗に初めて足を踏み入れた人は2度驚くことになる。

 1つは集客力の高さだ。平日でも来店した客で店内が混雑している。2つ目は商品の陳列方法だ。店内には様々な大きさの箱が無造作に置かれており、中には手作りの雑貨やアパレル商品が所狭しと並ぶ。よく見ると箱の端に名前が記されている。箱の中の作品を作ったクリエーターの名前だ。

北京朗像科技の概要

 北京朗像科技(ベイジンランシャンカァジー)が運営する瘋果はクリエーターのためのレンタル店舗だ。

 自分の作った作品を売りたい。そんなクリエーターに対して、箱で区切った売り場をひと月単位で貸し出す。賃料は箱のサイズや店舗内での位置で決まる。最も安くて30元(約380円)。入り口に近くて目が届きやすい高さの売り場なら最高で1500元(約1万8800円)支払うことになる。

 手数料として販売価格の25~30%を店側に支払うが、売値の決定権は作り手に委ねられている。商品の補充や接客は瘋果の店員がやってくれるので、クリエーターは自らの創作活動に専念できる。

 もっとも、誰でも出品できるわけではない。同社に登録しているクリエーターは既に10万人を超えているが、実際に売り場を確保できた人は1割程度。品質やデザイン、独創性などが一定の基準を満たさなければ、売り場を貸してもらえない。

 そのせいか瘋果の店舗は奇抜な商品で溢れている。これが、既存の商品には飽き足らない好奇心旺盛な消費者を惹きつける。全店舗に陳列されている商品数は4万点に及ぶが、その7割が生産数量が5個未満と希少な作品だ。

コメント0

「時事深層」のバックナンバー

一覧

「1箱に「創意」を込めて」の著者

坂田 亮太郎

坂田 亮太郎(さかた・りょうたろう)

日経ビジネス副編集長

東京工業大学大学院修了後、98年日経BP入社。「日経バイオテク」「日経ビジネス」を経て2009年から中国赴任。北京支局長、上海支局長を経て2014年4月から日経ビジネスに復帰

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

企業や官公庁の幹部のメールボックスの内容が、まるごと数十万〜数百万円で売られている事例もある。

名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官